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オートレース選手インタビュー
オートレースを盛り上げる一人になりたいです!|石川 哲也選手
2021年12月 3日

伊勢崎所属の34期。父は伊勢崎所属20期石川岳彦選手。2021年10月25日川口オートで待望の初優勝を飾った。初優勝への思い、優勝戦を振り返って、目標や課題についてお話ししていただきました。

(取材日:2021年11月11日)

インタビュー / AKI

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AKI:初優勝おめでとうございます!お気持ちいかがですか?

石川:ありがとうございます!ほっとしたと言う気持ちが大きいですね。「やったー!」というよりも「よかったー!」という感じです。伊勢崎の同期は僕だけが優勝していなくて。焦りもありましたし、早く追いつきたいと思っていました。

AKI:その初優勝が完全Vでした!

石川:そうですね!親父さん(伊勢崎23期:新井淳選手)や周りの先輩選手などみんないる中での優勝だったので良かったです。状態も良かった。優勝した節の数節前にクランクを交換しました。評判の良い番号のクランクがあって、それが部品庫に入ったので買いました。そしたら、結果いい方向に向きました。

AKI:クランク交換から手応えはあったんですね!

石川:そうですね。クランク替えてからはずっと良かったです。自分は雨が苦手なんですけど、優勝した節は全部晴れてくれて。天気にも恵まれました。

AKI:優勝戦ですが、スタートは同ハンに先行される形となりました。

石川:スタートは行かれるだろうなぁと覚悟はしていました。僕はスタートがあまり速くないので。けど、6周回で捌ければと。最重ハンには加賀谷さん(川口27期:加賀谷建明選手)や中村さん(川口28期:中村雅人選手)がいたので、後ろの選手が来る前に同ハンを捌ければチャンスはあるかなぁと思っていました。

AKI:1周回の3コーナーでひとまくり。すぐに先頭でしたね!

石川:あの捲りが決まって良かったです。もっと時間がかかるかと思ったんですが、試走から感じは良かったですし車速もありました。ただ、後ろも気になりましたね。最初は音も聞こえず良かったんですが、最後の方はやっぱり音も近づいてきて。それでも、自分のコースを走っていれば...という感じで走っていました。

AKI:上がりタイム3.384、良いタイムでしたね!

石川:自分なりに良いタイムでした。けど、SG日本選手権とか見てたら3.36台とかも普通に出ていて。まだまだだなぁと思いましたね。今後はもう少し速くならないと。SGとかで戦うとなると足りないので。

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AKI:初優勝は新品クランク投入からでしたが、普段の整備はどんな感じなんですか?

石川:自分はよく落車をしてしまってパーツを交換することが多かったんですが、今回はたまたま良い番号のクランクがあったので交換しました。基本的にパーツはそこまで交換はしないですね。セッティングです。まだまだ何が正解かは分からないですが。とりあえず扱って。一生懸命やってればいつか分かってくるかなぁと思いながら手を動かしています。初優勝はできましたが、大切なのはここからです。

AKI:初優勝をクリアしましたが、今後の目標は決めていますか?

石川:特にこれを達成する!とかはないんですが、まずは「一生懸命仕事をする!」ということですかね。自分の整備やレースもですが、人の手伝いでも、一生懸命やっていればそのうち付いてくるかなって。あまり考えすぎても、自分の頭じゃ足りないので(笑)

AKI:今1番よくしたい所、課題はなんですか?

石川:スタートですね。本当に遅いので。スタートして1〜2コーナー突っ込む所です。みんなより遅いのでそこが課題です。練習するしかないですね。後は、クラッチ周りですね。切れたり切れなかったりするので周りの選手に聞いています。真似して、いずれは自分のセッティングや切り方を見つけないとと思っています。しっかりスタート切って綺麗に回って迷惑をかけないレースをしたいですね。

AKI:捌きに関してはどうですか?

石川:まだまだですよ。いつも怒られてばっかりです。ああじゃない、こうじゃないって。言ってもらえることはありがたいですよね。そのほうが自分も成長出来ますし。怒ってもらえるうちに速くならないと。ハンデも下がったので、前に行かないように、すぐにまた後ろに下がれるように。8枠から捌き切る選手がどれだけ凄いか分かりました。いずれしっかり捌いていけるように頑張ります。

AKI:湿走路の関してはどうですか?

石川:連対率を見てわかる通りやばいんです(苦笑)雨が降ったら心の中は土砂降りです。雨は嫌いです。なんとかしたいんですけどね。けど、優勝した節の次の節に雨で3着、久々に連に絡めました。嬉しかったですね。上位級の選手は雨が降ってもどんな走路コンディションでも勝ち上がり権利がある着は取ってくる。1着じゃなくても着を拾えるように、勝ち上がれる着は取れるようにはならないとなぁと思っています。少しずつ練習して上手くなりたいです。

AKI:雨はどのあたり、嫌だなぁと感じるんですか?

石川:いろんな人に言われるんですが、凄く力が入っちゃうんですよね。荒尾さん(飯塚27期:荒尾聡選手)には「もっと力を抜いたほうが良い。」と言われましたし、周平さん(伊勢崎31期:青山周平選手)にも言われました。まずはなるべく力を抜いて乗れるようにしたいです。練習あるのみですね。

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AKI:35期が入ってきて後輩もできましたしね!

石川:そうなんです。日和ちゃん(伊勢崎35期:新井日和選手)!凄いですよね。自分が養成所から出て来た時よりも速いですよ!伊勢崎同期3人で話していたんですが「俺らの時よりも凄くないか!?」って。それに落ち着いていますよね。僕たちアタフタしてたのに(笑)一緒に盛り上げれるようになれれば良いですね!

AKI:石川選手はお父様が選手(伊勢崎20期:石川岳彦選手)ですが、やはりお父様を見て選手を目指されたのですか?

石川:そうですね。オートレースとの出会いはやはり父でした。オートレースを見てかっこいいなぁと思っていました。オートレーサーになりたいなと思ったんですが、最初は父に良く思われなくって。なので、1度諦めてサラリーマンをしていました。けど、諦め切れず。その時は父も勝手にすれば、という感じでしたね。折れた感じです。

AKI:お父様の姿などを見て飛び込んだ世界ですが、実際走ってみていかがでしたか?

石川:見てるだけと実際に走るのは全然違います。養成所の時から感じていました。思っていたよりも難しい。グリップを捻るだけではなかったです。簡単な仕事じゃないですね。簡単そうに見える仕事ほど奥が深いです。その難しさに直面しています。けど、元々バイクも好きだったし、オートも好きでしたし、選手になれて良かったです。普通の仕事より刺激もあって。辛い頃もありますが、だからこそ楽しいこともあります。

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AKI:デビューして3年目。ここまで選手生活はいかがですか?

石川:早いですね。あっという間でした。濃く過ごせた3年だったと思います。まだまだですけど、これからも濃い選手生活を送って、オートレースを盛り上げれる選手になりたいですね。伊勢崎ってファンの方の気持ちが熱いじゃないですか。なので、ファンの方が盛り上がってくれるようなレースを出来る様に。自分がここまで育ったのって、お客さんがいて車券買ってくれて、そのお金で父が賞金をもらってきて。お客さんのおかげで生きてこれたので、その分を返せるように、お客さんが楽しんでもらえるような選手になりたいですね。

AKI:それでは最後に、オッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

石川:オートレースを盛り上げれるような選手になれるよう一生懸命頑張っていきます!応援よろしくお願いします!

(写真は川口オートFacebookより)

インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。

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