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オートレース選手インタビュー
デビュー15年で掴んだ初優勝!|柴田 紘志選手
2022年1月12日

浜松所属の28期。12月8日にデビュー初勝利を飾りました。その時の状態や気持ち、課題や目標などお聞きしてきました。

(取材日:2021年12月23日)

インタビュー / AKI

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AKI:デビュー初優勝おめでとうございます!

柴田:ありがとうございます!

AKI:優勝を決めたお気持ちはいかがですか?

柴田:やった!初優勝!という感じはなかったですね。「優勝したな〜」という感じ。もっと興奮するかなと思ったんですが、優勝した時はそんな状態でした。優勝インタビューの時も「本当に優勝したんかな〜」と不思議な感じ。悲しい事も続いていたのでやったー!という感じにはできませんでしたね。けど、周りのみんなに祝福されてからは実感が湧きました。周りの方が凄く喜んでくれました。

AKI:今年を振り返ってエンジンの状態はどうでしたか?

柴田:いつも夏場が良くなくって。冷えてくるとグリップが開けやすくて好きですし、成績も良いんですけど、どうしても夏が。滑る走路はダメですね。なので、今回も食いつく走路になって良くなった感じ。走路コンディションも湿走路で好きな状態でした。整備に関しては特に大きなことはせず。浜松のウィナーズカップ(GII)の時にカム位置を変えてから車の状態は良くなっていました。

AKI:優勝は完全Vということになりましたが、初日から手応えはあったんですか?

柴田:前検にタイヤを当たり付けしたくらい。普通には走れたので、そのまま初日のレースに行ったら試走タイムが良くて。本番で走っても感触は良かったですね。

AKI:優勝戦の試走での手応えはいかがでしたか?

柴田:スタート残せれば良いとこあるかなって感じ。優勝というよりは掲示板には乗れるかな、乗りたいなと思っていました。それで走ったら「優勝」でした。

AKI:ここまで何度も優勝戦にチャレンジしてきたと思いますが、緊張はしませんでしたか?

柴田:優勝戦など関係なく毎レース緊張します。これは昔から変わりません。むしろ緊張度が増していってます。なんででしょうね(笑)昔はがむしゃらに走っていたけど、今は冷静に走らないとという考えが緊張に変わってるのかもしれません。

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AKI:そんな中、優勝を飾りハンデが下がりました。

柴田:そうですね。けど、元々がこのハンデ位置で夏場の成績が悪くハンデを前に出させてもらっていました。なので、このハンデ位置で戸惑ったりとかはありません。自分の車の状態も変わらず良いです。自分の中では満足いく状態です。ただ、すぐ後ろの選手が速いですよね。

AKI:現在の課題はありますか?

柴田:課題だらけです(笑)特にスタートがムラなことですね。切れたり切れなかったり。セッティングだとは思います。晴れも雨も切り方は一緒です。まずはスタートを安定させたいです。

AKI:目標は立てられるんですか?

柴田:目標は立てないですね。その日のレースを一走一走、一生懸命走るだけです。なので、今回の初優勝を決めたからといって何か気持ちが変わることはなかったです。普通の一勝を。その一勝がたまたま優勝だった感じです。

AKI:凄く落ち着かれてますね!けど、レースは...?

柴田:緊張します(笑)本番の2レース前からソワソワしだします(笑)僕は一生慣れないと思います。

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AKI:湿走路の連対率が高く優勝も湿走路でした。近況の雨はいかがですか?

柴田:最近雨をあまり走っていなくって、伊勢崎の準決と優勝戦で走ったくらい。雨は基本好きですね。どちらかというと一本道の走路の方が好きです。浜松とか伊勢崎とか。基本的には滑る走路は好きではないんですが、この前の伊勢崎はみんな滑る中、自分は滑んなくて。自分もなんで滑らないのかよく分からないんですけど(笑)朝練から滑らず、良い走りができました。食いつく湿走路は最近走ってないんで分からないんですけど、基本的に外のコースを走りたいタイプなので好きだと思います。雨のセッティングもありますが、全てのレース場で同じです。滑る走路も食いつく走路も。固定観念なんでしょうけど、このセットにしないと乗れないと思います。

AKI:斑走路はどうですか?

柴田:斑は好きです。みんなが嫌いなので(笑)恐怖心はあるんですけど、それ以上に周りの方が怖いんだろうなって感じです。自分が怖がりながらでも走れば周りよりは速く走れるんだと思います。山陽の斑も凄く特殊ですけど嫌いじゃないです。斑の部分に乗らなきゃ滑らないので。内線が一枚大きくなった感じ。濡れているところを内線と思って走れば乾いているところを走れます。後ろから捌くときは1〜2コーナーで捌きます。3〜4コーナーは濡れ方が違って捌きに行くと濡れているところに乗って危ないので。なので、1〜2コーナーです。不安定走路はどんな走路でも大丈夫です。

AKI:消音マフラーに関してはいかがですか?

柴田:嫌いじゃないですね。スタートの切れ方とかレースでのグリップ感とか何も変わらないです。変わらないというか考えてないですね、何も(笑)自分は考えすぎても良くないと思うので。整備に関しても空ふかしはせず、練習で乗って確認をするタイプ。消音マフラーで音が小さくなっても整備には影響がありません。乗った感触で整備を進めます。

AKI:好きなエンジンの感触があるんですね。

柴田:自分は突っ込みやすければ良いですね。なので、試走で3コーナーの突っ込みが良ければ好きなエンジンです。試走の時にその部分を見てもらえれば。

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AKI:また来年、暖かくなってきたら勝負の季節ですね。

柴田:いつも通りだったら厳しいですね。きっと乗り方だと思います。滑りやすい乗り方なのかな。なので、今年の夏は乗り方を変えたりしていました。滑りは後ろのタイヤからくるので、少し前に重心を変えてみたり。多少良くなったかな?という感覚はありました。けど、まだままだですね。夏場は雨ばかりが良いです(笑)

AKI:すこしお顔がシュッとされた気がするんですが、お痩せになりませんでしたか?

柴田:少し痩せました!ダイエットしてます。今年の5、6月くらいから始めて、短期間で食事管理を、運動は継続中です。70kgあった体重を1度5〜6kgほど落としました。今は2〜3kg戻っちゃったんですがそれでも少し痩せましたね。レースの感覚はずごく変わったということはないんですが、直線で離されなくなりました。追いつくことはないけど離されない。大きなことですよね。ダイエットは今でも継続中です。今後は夏場の滑り対策としても絞りたいですね。目指すは65kg以下。これが今の目標ですね。

AKI:2021年、初優勝を決めましたがどんな1年になりましたか?

柴田:楽しい1年でした。毎年楽しいんですけどね(笑)楽しい39年間!かなりポジティブなタイプなので落ち込むこともないですね。成績が悪くてもまたいつか良くなるだろうと思って手を動かします。来年も変わらず楽しい1年になるようにしたいですね!

AKI:それでは最後にオッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

柴田:車券いっぱい買って当ててください!これからもよろしくお願いします。

(写真は伊勢崎オートレース場提供)

インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。飯塚オート3代目「勝利の女神」。飯塚オートでは、AKIのAKIらめない予想やバスツアーなどを開催。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベント出演中。

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