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オートレース選手インタビュー
デビュー初優出、初優勝!|道智 亮介選手
2022年6月21日

飯塚所属の34期。消防士からオートレーサーに転向。デビュー当初はなかなか結果が出ずかなり苦戦を強いられる。そんな中、デビューから約3年、2022年5月20日にデビュー初優出を決めるとそのまま初優勝を決めました。その時のお話、課題や目標などお聞きしました。

(取材日:2022年5月31日)

インタビュー / AKI

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AKI:デビュー初優勝おめでとうございます!初優勝決めたお気持ちはいかがですか?

道智:自分的には一つ勝利を重ねただけな感じ。なんともないというか。よっしゃ!ってなるかと思ったんですがそうでもなくって。こんなもんなんだなぁと思いました。思いのほか優勝できたのが早かったからかもしれましせんね。優勝戦もなかなか乗れないのに、さらに優勝なんてと思っていたんで。なので、優出が決まった時もまずは優勝戦に乗れたことで充分というか。それなのにそのまま優勝してしまって、「あれ?」って。同期もほとんどが優勝戦に乗ってるけどなかなか優勝出来ないわけで。なので、自分もそう簡単には優勝はできないだろうなぁと思っていたんです。けど、周りの人たちが喜んでくれたり祝ってくれたりして、そのことに関しては本当に良かったなぁと思います。

AKI:エンジンの状態はかなり良かったんじゃないですか?

道智:すごく良かったです。5月に入って飯塚の開催が始まってから新品のシリンダーを入れました。それが良かったんでしょうね。遠征続きの後半は特に良くなかったんですが、シリンダーを交換してからはそこそこ戻ってきたかなぁという感じ。ただ、まさか優勝戦に乗るまで行くとは思ってもいませんでした。練習でも感じは悪くないけどレースでこんなに結果が出るなんて。本当に「あれ?」でした。まずは優出が目標だったのが一回で優勝までしてしまって。なので、優勝してもふわっとしています。

AKI:デビューして3年、2級車の時は特に苦労している印象でしたが振り返っていかがですか?

道智:大変でしたね。自分は大概遅くって少し良くなったと思ったら周りの同期はもっと良くなっていて。そういうのも見ていたら"自分が優勝なんてできるのかな?"と思っていました。"優勝"を目標に上げるところまで自分のレベルがいってないと。なので、今回の優勝はいろんなことがハマった感じですね。自分の技量でどうにかなったわけではなく、環境がつれていってくれただけな感じ。タイヤも凄く良かったです。

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AKI:ただ、優勝戦は前の井上選手(飯塚29期:井上智詞選手)の内に上手く入り込みましたよね!

道智:内から捌くことは練習でも試したりしていて。その辺の意識がレースでもでた感じです。それでも、エンジンが連れて行ってくれたというのが本当に大きいです。自分の実力で勝ち取ったという感じはなかったです。そういうところが「やった!!」とならなかったのかもしれませんね。

AKI:良い逃げをすることが増えました、スピードに関してはどうですか?

道智:そこに関しても自信があるわけではないですね。タイムが出た時はエンジン、タイヤが良かったかなぁと感じることが多いです。元々滑らすタイプなんですが、それが減ってきたというのがあります。3〜4コーナーを膨らませてしまうのが減った感じですね。そこぐらいですかね、まともに見れるようになったのは。なので、乗り方もまだまだ。エンジン、タイヤが良くても自分がちゃんと走れるか分からないというのはあります。状態が良い分自分もミスなく行けてる感じです。

AKI:レースでは緊張されるんですか?

道智:緊張はしますね。けど、優勝戦よりも雨の方が緊張します。晴れより雨の方が評判が良いですし、周りの選手からも雨が降ると「いけるぞ」と言われたりして、「行かないといけない」という空気が出て緊張します。今の自分は雨は乗れるけど明日は乗れるか分からない。雨の方がチャンスはあるだろうなと思うけど、そのチャンスを今日の自分は活かせるのかどうかと考えてしまいます。なので、雨で勝てたら「よしっ!」よりも「良かった〜!」と安心します。優勝戦だからどうこうではありませんね。優勝戦は見たことない景色で緊張するのかなと思っていたんですが、そんなこともなくいつも通りの気持ちで臨めました。優勝できると思ってなかったので"取りにいこう!"という感じもなかったですし、いけるところまでいってダメなら仕方ないという感じ。逆にそれが良かったのかもしれませんね。

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AKI:スタートに関して、しっかり枠なりを決めるイメージがあるのですが、ご自身ではいかがですか?

道智:んー。周りには速い方だと言われるんですが、僕自身は特に速いと思っていません。2級車の時はエンジンのパワーが弱くて持って行ってくれなかったんですが、1級車はパワーがある分誤魔化せてる感じです。ただ、変な失敗はしないと思います。一度全く切れなくなった時があって、その時に色々探して試して。その積み重ねもあるかもしれませんね。突き抜けて速いわけではないけど、自分のそれなりのスタートは出来上がってると思います。

AKI:整備に関してはどうですか?

道智:基本的に整備は自分で考えて行っています。迷子になったら周りがアドバイスをくれたりするんですが割と自由にさせてもらっていて。そういう部分は自分に合っていてありがたいです。新人の時は何をしたら良いのか、何も分からず上手く話せなかったですが、今は自分が話したい事を話せる人が増えてきて、いろんな話を出来る様になってレース場が過ごしやすくなってきました。それが1番良い変化ですね。ロッカーグループを超えて話せる人も増えてきましたし。最近では司さん(飯塚29期:丹村司選手)と仲良くしてもらっています。デビュー当時から司さんと同じロッカーグループの室田さん(飯塚24期:室田泰利選手)によく見てもらっていて。その流れで司さんと話すようになって、今ではめちゃくちゃ仲良くなりました(笑)最初は走ればドベで、レースが終わったら色々言われて。レース場に来るのが怖かったです。楽しいことは何もなかったですね。けど、今はレース場の生活が楽しくなってきて、レースでも連に絡むことが増えて、働いて帰ってきたなという達成感も出てきました。

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AKI:"優出""優勝"という目標一度に達成した訳ですが、次の目標は考えていますか?

道智:普通にいけば"お客さんの目の前で優勝する"になると思うんですが、自分としてはまだ定まっていません。けど、もう10、20mハンデが下がった位置で勝ち負けできるようになりたいですね。下がって惨敗続きだったら意味がないので。下がってもそれなりに戦えるようになれればなぁと思っています。徐々にレベルを上げていけるように頑張りたいです。

AKI:デビュー前からTVで話題になりました。ご自身ではどう感じていたんですか?

道智:面白かったと言ってくれる人は多かったんですけど、僕はそれどころではなく面白くしようと思ってもいませんでした(笑)ギリギリな感じでした色々と。そこから考えると立ち直ったなぁという感じですね。自分は体格がしっかりしてる方なので減量はデビュー前から本当に苦労していましたし、これからもずっと向き合わなきゃいけないことですね。養成所を出た時に反動で太ってしまって。今は元に戻っていますが、もう少し体重を落としたいと思っています。食べすぎないように、筋トレも重い物はせずに時間ができたら走路を歩いたりするようにして。ちょっとずつ減ってきてるとは思います。

AKI:それでは最後に、オッズパーク会員の皆様にメッセージをお願いします。

道智:いつも通り頑張って走ります。良かったら応援してください!

インタビュー / AKI

福岡県宗像市出身のタレント。福岡でテレビ番組やイベントMCなどで活躍中。2013年4月〜2018年3月まで飯塚オートイメージガール3代目「勝利の女神」として活動した後、レポーターを経て、現在は飯塚オートCS放送、ネット放送のメインMCを担当。川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、山陽オートでもイベントやYouTube配信などに出演中。

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