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スピード王決定戦(GI)<山陽>優勝戦の回顧

2016年12月18日

 木村武之が2度目の山陽スピード王決定戦制覇!

 18日に行なわれた山陽のGIスピード王決定戦は、浜松の木村武之が強烈な走りで制した。これで木村はこの大会2度目の制覇。GI優勝は14度目を数える。

 試走タイムは一番時計タイの3・25。早川清太郎も25。次いで高橋貢と松尾啓史が27。緒方浩一と人見剛志が28。吉原恭佑が29。前田淳が一番悪くて31だった。全般的に好タイムが出ていた。

 レース展開は最内の緒方が先行。これを人見が早めに交わして逃げ態勢に入る。しかし、木村が松尾と前田を突破し2番手に上がってくる。そして、徐々に差を詰め射程内に入ってくる。しっかり態勢を作ると綺麗にインから交わして行く。その後は木村がそのまま押し切り1着ゴール。

 13連勝と完全Vがかかっていた高橋貢は序盤で好展開を作れず、追い込みは届かなかった。2着に入ったのは人見。3着には最後方からのレースになった早川が、ジワリジワリと番手を上げて行き、ついには高橋貢をも逆転して浮上してくる。最後は人見に迫ったが、交わすまでは行かなかった。吉原は枠ナリスタートを維持できず、終始後方のままだった。

 ここにきて木村武之が調子を上げてきた。前節も地元のGIIで優出3着と悪くない内容。そして、今回の優勝で年末のスーパースター王座決定戦に弾みが付くのは間違いない。なによりスタートが良くなってきたことが大きい。SS戦は連日0オープンでの厳しい戦い。スタートの切れがレースを左右するといっても過言ではない。今回のように10Mオープンの外枠からでも好位に付けられるだけのスタートが切れれば、SSでも自然と結果が付いてくるだろう。


スピード王決定戦(GI)<山陽>優勝戦のレース結果
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