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4月26日〜30日 飯塚オートの展望

2018年04月25日

 ファンの期待に応えるオールスターオートレース開幕!


 iizuka_G1_01.jpgのサムネール画像

 ファン投票によって出場選手が決まるSGオールスターオートレースは、今年で37回目を迎える。毎年、走路温度が上がってくるこの時期に開催され、エンジンのセッティング的にもちょうど難しいシリーズ。いち早くエンジンを仕上げられた選手が有利になる。

 昨年は鈴木圭一郎が枠番選択順1番ながら、8枠を選んで優勝。SG優勝戦の常識を覆した。今年は連覇がかかるわけだが、前走は山陽GIで2日目にフライングをしてしまった。そのレースが6着で、それ以外の4走は全て1着。エンジン的には問題ないが、フライングを切ったばかりの状況がどのような影響を及ぼすか。少なくともスタートに関してはしばらく無理できないだろう。

 浜松勢は鈴木圭以外にも強力車が多い。金子大輔は地元で連続優出中。優勝戦は展開もあって5着だったが、ここ一連の流れは良い。金子と同期同地区の佐藤貴也は前走の山陽GIで優出。元気な走りを見せている。浜松は今や何枚看板なのか分からないが、その一角を担う木村武之は前走のミッドナイトでは凡走続きだった。しかし、ミッドナイトは特殊な競争条件の下でのレース。昼間開催に移行すればいつもの木村武に戻るハズ。伊藤信夫、中村友和といったあたりもエンジン的には戦える状態。また、A級ではあるが、松山茂靖が前走の地元で優勝している。藤波直也もエンジン上昇と共に乗りっぷりが良くなってきた。

 今回の開催地区になる飯塚勢。今期は荒尾聡がランクトップだ。このところずっとエンジン状態は良く、前走の川口でも優出していた。スタートは相変わらずの切れで、今回のような短ハンデ戦では大きな武器になる。荒尾に飯塚の一番手を譲った形になってしまった浦田信輔だが、徐々に復調気味。今年の初めは攻めに迫力を欠いていた時期もあったが、少しずつ浦田本来の姿が戻ってきている。篠原睦、田中茂、久門徹の26期3者も状態はマズマズ。有吉辰也は前走の川口はイマイチだったが、その前の山陽GIで久々の記念制覇。今回も大舞台で底力を発揮しそう。鐘ヶ江将平や滝下隼平などもスピードは豊かで、レース序盤をうまく乗りこなせば連対できる選手。

 全国ランク前期11位だった青山周平は、今期は2位まで上げてきた。それと共に伊勢崎で一番手に返り咲き。近況の状態も良くて、前走のミッドナイトでは初日から1着、1着で優出し優勝戦は5着。その前の節は山陽のプレミアムカップで、ここでも優出し3着だった。エンジンは高いレベルで安定し、乗り手の攻めも冴えてきた。今期の伊勢崎2番手は高橋貢。前走の山陽GIでは2勝を挙げたものの、シリーズ全体としては良い方ではなかった。エンジン的にはもう少し欲しいといった状況。整備力に関しては全国屈指なので、日ごとにエンジンを上昇させてくるだろう。3番手の早川清太郎は、前走の川口で落車してしまった。初日の試走には特に注意して見てもらいたい。吉原恭佑や新井恵匠らの若手も元気一杯。特にいいのは西原智昭。前走の山陽GIでは準優勝の結果だった。シリーズ中も全て車券に絡む活躍で、かなりの機力を誇っていた。

 川口勢は総大将の永井大介が不透明の状態。3月終わりの開催で落車すると、その後出場予定だった開催を全て欠場(ケガのため)。今回も参戦できるか微妙だが、出場するからには戦える状態にあるということ。それでも初日の試走は十分に注意を払いたい。川口2番手の中村雅人は、西原が準優勝だった山陽GIの優勝戦で5着。記念で優勝戦まで進めているのだから、エンジン状態は悪くない。地元川口の一般開催で優出していたのは若井友和と山田達也。若井はずっと安定した動き、山田はレース終盤にかけての足が良くなっている。佐藤裕二、大木光の両者はイン差しが冴えている。スピード戦よりも混戦で力が倍増されるタイプだ。森且行、加賀谷建明らはレース序盤の動きがカギ。好展開を作れれば、そのまま押し切れるし、序盤で悪い方にハマると打開が厳しくなってしまう。

 最後に山陽勢。ランクトップは松尾啓史で、前走は川口だった。初日から良い動きを見せていたが準決から失速。最終日も良くなかった。ただし、エンジン本体はそこまで悪くはなく、気象状況にセッティングを合わせられれば戦える足が出てくるハズ。エンジンさえ並以上になれば、定評ある捌きで中団を切り裂ける。現在の状態としては佐々木啓、角南一如、丹村飛竜の方が上。3者とも前走の地元GIで優出している。その勢いのまま今回に臨みたい。岩崎亮一も前走の川口一般開催で優出。よい追い込みが決まっていた。藤岡一樹も前走のミッドナイトで優出。山陽勢はA級にも強力車が多い。岡部聡、浜野淳、前田淳、岡松忠といったあたりはS級にランクされていてもおかしくない実力の持ち主。ハンデ的に有利になるA級の今は、逆に狙いとも言える。


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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-10(23期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
金子 大輔〔浜松 S-5(29期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-6(22期)〕
永井 大介〔川口 S-3(25期)〕
中村 雅人〔川口 S-11(28期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-23(26期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-26(23期)〕


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