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令和グランドチャンピオンカップ(GI)<山陽>優勝戦の回顧

2020年06月17日

 長田恭徳が記念レース初制覇!


 山陽オートで行われていたGI第1回令和グランドチャンピオンカップは、地元の32期・長田恭徳が優勝を決めた。自身2度目の優勝は、嬉しいGIの大舞台。記念レースタイトルホルダーに名乗りを挙げた。

 良走路で行われた優勝戦の試走タイムは、荒尾聡が31で一番時計。次いで、滝下隼平と田中茂、佐々木啓が32。有吉辰也が33、長田恭徳が34、青木隆浩と田中正樹が36だった。

 レース展開だが、まずは0ハン単騎の青木はスタートを残した。10線からは長田がトップスタート。これに田中正、有吉が続いていく。大外の荒尾は5番手発進となった。

 序盤からペースを上げたかった青木は、1周目で長田に捕まってしまう。有吉が素早く2番手に立ち、荒尾も3番手の位置に早々と付けた。ここからは長田がどこまでスピードに乗れるかが焦点になったが、2番手を走る有吉に対し常にセーフティリードを保つことができた。最終的にはこのままゴールし、長田が優勝。2、3着には有吉と荒尾が入った。

 これまでの長田はGIIで2度の優出はあったが、GIは初めての優出だった。それにも関わらず初優出初優勝の快挙を達成してしまった。しかし、これはまぐれでもなんでもない。このところの長田の走りを見ると、一枚も二枚も成長の壁をぶち破り、強豪相手でも臆することなく思い切りのよい走りができていた。32期生と言うと、鈴木圭一郎に話題が集まりがちだが、ここにも注目すべき選手が現れた。これからの活躍に期待したい。



令和グランドチャンピオンカップ(GI)<山陽>優勝戦のレース結果
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