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■2014年6月25日
帝王賞(大井)
ダートの頂点に立つ!コパノリッキー
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

【中央所属馬の評価】
 コパノリッキーはフェブラリーステークスを最低人気で勝ち、続くかしわ記念をも制し、GI2勝馬に昇りつめた。速さ、センス、勝負強さ、全てに一流を示す。今回大井2000mを制するなら新ダート王は間違いない。

 ニホンピロアワーズは2012年のジャパンカップダートを制し、昨年の帝王賞2着。大井2000mはこれまで2、3着の実績。ホッコータルマエとはほぼ互角の競馬をみせている。コンスタントに使われ万全の態勢。

 ワンダーアキュートは2012年JBCクラシックを制している。全盛期のスマートファルコンと互角の勝負を展開した唯一の馬。近況に衰えも感じられない。大井2000mは5、10、2、3、3、2着と本格化してからは常に上位争い。渋った馬場は得意。

 ムスカテールは約3年振りのダートとなった川崎記念でホッコータルマエと半馬身差の接戦を繰り広げた。中央の芝重賞で常に好勝負を演じる能力の高さ、そして川崎記念、ダイオライト記念で証明したダート適性。距離は実績からも問題ない。

 シビルウォーはダートグレード競走5勝はすべて中~長距離。大井2000mも3、4着。まくる脚あり混戦で浮上。

 ソリタリーキングは以外にも大井初登場。兄ヴァーミリアンは当地で活躍したが、これまでの実績から活躍して不思議ない。GIIIで勝ち切れない近況で、そろそろ正念場の7歳馬。

【地方所属馬の評価】
 大井記念を制したサミットストーンが回避で、地方勢の期待を背負うオオエライジン。地方重賞では無敵も、ダートグレード競走では今季も佐賀記念4着、名古屋大賞典5着とあともう一歩。早めに動いてチャンス待ち。

以下は苦戦か。

 キスミープリンスは今季復活を遂げたが、GIとなるとジャパンダートダービー以来の3年振り。当時グレープブランデーに0.7秒差5着。上手く立ち回って入着級だろう。

 ゴールドバシリスクは南関東転入で新味をみせたが、ダイオライト記念1.8秒差4着、大井記念1.1秒差4着では正直なところこのメンバー相手ではどうか。

 グランシュヴァリエは帝王賞に過去2度挑戦し11、7着。かつての南部杯3着も遠い話。本来マイル志向だけにどうか。

 サイレントスタメンの最後の勝利は2009年6月3日の東京ダービーだから、ほぼ5年、勝ち星から遠ざかっている。それだけでなく、連対すらない。目標は無事完走。

【解説者の予想】
 コパノリッキー中心だろう。かしわ記念は出遅れながらも完勝で、フェブラリーステークスがフロックでないことを証明した。充実の4歳馬、大井2000mも不安ない。

とはいえ相手も侮れない古豪が揃った。ニホンピロアワーズワンダーアキュートも近走平行線とはいえ逆転も十分可能な力関係。シビルウォーソリタリーキングも上位陣に波乱あれば出番は確実に来る。

コパノリッキー
ニホンピロアワーズ
ワンダーアキュート
ムスカテール
シビルウォー
ソリタリーキング



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 7→2 2→7 7→10 10→7 7→9 9→7 2→10 10→2 7→6 7→4