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■2015年5月21日
ヒダカソウカップ(門別)
ルージュロワイヤルが初代マイル女王へ
対馬 大樹

【結論】
 内回りで行われる今年新設された牝馬マイル重賞に、3~7歳の世代トップ牝馬が顔を揃えた。注目は3歳のルージュロワイヤル。前走は3歳条件戦(1200メートル)での勝利だったが、走破タイムは同日行われたクロフネ・プレミアム(A1~A3条件)の3着馬より0秒1遅いだけで、A級レベルの走りを見せた。まだ5戦のキャリアだが、能力は高い。今回は初距離で古馬相手となるが、52キロなら通用すると判断。強敵は今回が転入緒戦となるサンバビーン。中央在籍時にダート1700メートルの準オープン特別を勝っている実力馬。先行力もあり、マイル戦なら押し切りも。昨年のエーデルワイス賞(2)着馬ジュエルクイーン、転入緒戦で強豪牡馬相手に善戦したスターライラックも力は確か。上位争いへ。芝向きの印象はあるが中央で3勝を挙げているエランドール、休み明けを叩かれて気配が一変したニュアージゲランにも警戒したい。


【詳細解説】
 ルージュロワイヤルは今季緒戦の前走で1分13秒1の好時計で圧勝。3歳条件戦とはいえ、同日に行われたクロフネ・プレミアム(A1~A3条件)の3着馬より0秒1遅いだけで、A級レベルの走りを披露。まだ5戦のキャリアでこれだけやれるのだから能力はかなり高い。今回は初距離で古馬相手となるが、牝馬戦で52キロなら通用していい。

 サンバビーンは中央在籍時にダート1700メートルで準オープン特別を勝っている。小回りの小倉コースでの勝利だけに、内回りの1600メートルなら対応できるはず。全5勝中、4勝が逃げ切り勝ち。57キロが鍵だが、持ち前の先行力で押し切りも十分。

 ジュエルクイーンは昨年のエーデルワイス賞(2)着馬。オフ期間は名古屋に移籍して重賞2勝をマーク。そのうちのひとつがマイル重賞なので距離は心配ないだろう。古馬との力関係がどうかだが、3歳牝馬では全国レベルの力の持ち主。52キロも魅力で一発あっても驚けない。

 スターライラックは転入緒戦の前走で強豪牡馬相手に善戦。A1以下でも十分やれるメドが立った。今回は1600メートルに距離が延びるが、中央在籍時に1700メートル、1800メートルで勝っているように問題はない。デキは前走以上、牝馬戦の今回は前進を期待。

 エランドールの全3勝はすべて芝。ダートは3歳時に一度走って15着に敗れている。芝向きの印象はあるが、ダート戦は一度しか走っていないだけに、ダートが駄目と決めつけることはできない。能検の動きは悪くなかっただけに穴で一考。

 ニュアージゲランは休み明けをひと叩きして気配が一変しており、前走以上のデキで臨めそう。大井でマイル勝ちの実績があり、距離も向くはず。相手は揃ったが、決して力で見劣る相手ではない。追える松井騎手の手腕にも注目したい。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 7→4 4→7 7→12 12→7 7→2 2→7 7→9 7→10