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■2015年6月4日
兵庫ダービー(園田)
敗戦糧に仕上げ万全!インディウム主役の座は譲れない
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中村 龍海

菊水賞までの一強ムードから一転、兵庫CSの結果でV争いは混沌としてきた。それでも2走前まで破竹の連勝街道を突き進んできたインディウムの底力を信頼。近走で見られた気難しささえ出さぬようなら。兵庫CSでインディウムに先着を果たし目覚ましい成長を遂げているコパノジョージが相手筆頭。前走内容が本物なら菊水賞以上の走りが期待できるオトコギも目が離せない存在。安定感ならヒケを取らないマキシマムカイザー、勢い魅力バニスターも上位争いに。展開が紛れればレオベストの台頭も一考。

インディウム…昨年暮れの園田JCではそれまで世代トップだったトーコーヴィーナスを力でねじ伏せるなど、デビューから無敗の快進撃を続けてきた。しかし2走前の菊水賞では勝利を挙げるも手応えほど伸びず、前走の兵庫CSでは勝負どころから早々に耳を絞り地元馬コパノジョージに先着を許す格好に。前走後から気難しさを出さぬよう入念に調整し、最終追い切りでは長めから抜群の動き。レースでストレートに力を発揮できるかが最大の焦点に。

コパノジョージ…地元重賞初挑戦となった2走前の菊水賞では一気の相手強化ながら好位のインを巧く立ち回り2着。そして前走の兵庫CSでは好発から流れに乗ると、勝負どころもシッカリ反応し強豪JRA勢相手に4着と大健闘。一戦毎の成長が著しく一気にダービーV候補まで昇り詰めた。展開に左右されないレースの器用さは大きな武器。再度インディウムがモタつくようなら当然チャンスだし、さらなる成長力を見込めば地力面でもそう差はないはず。

オトコギ…前走の走破時計は前日に行われた古馬オープンの勝ち時計に0秒1差まで迫る驚異的なタイム。確かに持ち味のスピードを生かすには短い距離がベストだが、2走前の菊水賞1700メートル戦では早めから後続にプレッシャーをかけられながらもしぶとく粘り通し3着。今回の距離も十分対応可能だろう。前走内容からもここにきての地力強化は明らかで、逃げペース次第では勝ち負けまで十分有り得る。

マキシマムカイザー…園田移籍後に連を外したのは、移籍3戦目で57キロを背負った時と前走兵庫CSの2戦のみ。兵庫CSでは地元馬コパノジョージ、インディウムにも差をつけられ完敗だったが、これは強豪JRA勢に果敢に先行勝負を挑んだため。地元馬同士でマイペースの先行策なら一気に内容は詰められるはず。2走前から馬体が増加傾向にある点は気懸かりだが、中間の意欲的な乗り込みが馬体減に繋がればここも大崩れは考えにくい。

バニスター…園田移籍後2連勝で早くも重賞の舞台へ。一気の相手強化がカギとなるが、移籍初戦は道中追っ付け通しだったりとまだ走りに幼さを残す面があり、裏を返せばまだ全力を出していない。この手のタイプは相手強化でこそ真価を発揮して不思議なくまだ伸び代が見込めるし、中1週続きでも攻め気配は上昇一途で状態面の上積みも見込める。JRA時代の実績やレースぶりから距離延長も問題なく、善戦可能な下地は十分にある。

レオベスト…成績面は目立ったものではないが、3走前は重賞菊水賞で上がり最速を計時するなど決め手に関しては侮れず。まだ気性的にアテにしづらい面があるにせよ、揉まれない外目の枠は好材料。前崩れで差し脚生きる展開になれば。
 



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 2→7 7→2 2→9 9→2 2→1 2→11 2→10 7→9 9→7
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