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■2016年3月3日
六甲盃(園田)
2戦連続脚余したメイショウヨウコウを改めて
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中司 匡洋

本日メインは六甲盃。同一競走3連覇の偉業が掛かっていたハルイチバンが直前で出走回避したことで、様相は一気に混戦ムードに。本命のメイショウヨウコウは最近思うような結果を残せていないが、園田金盃は先行有利の流れ、2走前と前走は勝負どころでスムーズさを欠く競馬と、その敗因もハッキリしている。今回と同じく他地区交流重賞だった昨年10月の姫山菊花賞では0秒5差の4着。当時の上位地元馬不在のここなら反撃可能と見る。バレーナボスは、六甲盃の前哨戦と目された先月11日のA1(1870m)戦を0秒8差の完勝。今回も発馬次第でチャンス十分。他では、前走の梅見月杯で不慣れな競馬を強いられながらも3着と好走した名古屋・ベルライン、転入後負け知らずのステージインパクト、距離延長歓迎のタガノプリンス、笠松・クワイアーソウルもJRA実績から考えれば侮れない存在だ。

メイショウヨウコウ…2走前の新春賞では勝負どころで鞍上が進路取りに躊躇するあまり仕掛け遅れに。前走は向正面からインを狙って行くも、勝負どころから進路が塞がってしまいブレーキを掛けざるを得ない展開になっていた。以前は追い出してから素直に反応しない気難しさを見せていたが、昨年に入ってからはその面も徐々に解消。今回も道中スムーズに立ち回ることさえ出来れば。

バレーナボス…2走前の新春賞は5着だったが、3コーナーで垂れて来た先行馬を捌き切れず位置取りを下げてしまう不利もあった。これまでスタートでは毎回煽るような面を見せていたのだが、ここ2戦はそんな面を見せず、持ち前の末脚も更に生かせる形に持ち込めている。今回もカギはスタート、そこさえクリアできれば。

ベルライン…前走の梅見月杯はテンに行き切れず控える形に。勝負どころでも勝ち馬に内をすくわれてしまい、どこかリズムに乗り切れない競馬だったが、それでも3着。自身7勝は逃げ、先行で挙げたモノで、そこから見ても前走が結果以上に実力を示した内容だったかが分かる。本来の先行競馬にさえ持ち込めれば好機も。

ステージインパクト…短期放牧明けの前走も好位から楽々と抜け出し完勝。この中間は一瞬調教を休んでいた期間もあったが、最終追い切りを見る限り仕上がりは問題なさそう。兵庫転入後から6戦6勝と負け知らず。今回格上挑戦も今の勢いなら重賞奪取も決して夢ではないだろう。

タガノプリンス…転入初戦は勝負どころで耳を絞る面を出していたが、前走はそんな面を見せず完勝。今回は格上挑戦になるが、JRA在籍時には1700m以上の距離で2勝の実績。園田リーディングトレーナーが自信を持って送り出してきた同馬だけに押さえておきたい。

クワイアーソウル…今回挫跖明けという点は少し気懸かりだが、JRA在籍時に3勝、1000万下条件でも3着と好走。笠松転入後も東海菊花賞で2着と実力は申し分なし。注意しておきたい。
 



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 4→11 11→4 4→1 1→4 4→9 9→4 4→6 4→2 11→1 1→11
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