おすすめ注目レース
■2016年6月9日
北海道スプリントカップ(門別)
今年の北の短距離王はダノンレジェンド
対馬 大樹

【中央所属馬の評価】
 スノードラゴンは一昨年のこのレース2着馬で、その年に新潟で行われたスプリンターズSでG1初制覇。8歳の今年はG1の高松宮記念で0秒6差の7着。力の衰えは感じられないし、良績残している舞台なら一発警戒。

 ダノンレジェンドは連覇を目指した前走の東京スプリントで痛恨の出遅れ。最後追い込んだものの3着が精一杯だったが、敗因はハッキリしているし、あれがこの馬の実力でないことは、これまでの成績にもハッキリと見て取れる。前走後はここに照準を合わせて調整。昨年1番人気で3着に敗れたレース。今年は雪辱を果たす。

 ノボバカラは3連勝で重賞初制覇。期待の良血がようやく本格化。逃げ差し自在の脚質でどんな競馬もできるのが同馬の強み。4歳馬でまだまだ成長が見込めるし、ここで重賞を連勝するようなら、秋にはもっと大きな舞台でも期待できるだろう。

 レーザーバレットは重賞2勝馬で昨年のJBCスプリントでは4着。このメンバー相手でも勝ち負けできる力はある。前走はブリンカー効果もありレース内容が一変。更に調子を上げている今回は首位争いも可能。

【他地区所属馬の評価】
 タッチデュールはさきたま杯からの連闘。地元の条件戦なら上位を争う力はあるが、強豪牡馬が相手となるダートグレード競走では割引が必要。

 ブルータンザナイトは地元の自己条件を勝って、今回ダートグレード競走に挑戦してきたが、ここは相手が強すぎる。デキは悪くないが、勝ち負けまでは疑問。

【ホッカイドウ競馬所属馬の評価】
 アウヤンテプイは道営スプリントを3連覇した道営最強スプリンター。このレースは3年連続入着しており、JRA相手にも通用することを証明。前走後はここに備えて万全の態勢。今年は地元馬Vも夢ではない。

 コールサインゼロは地元期待の4歳馬。中央移籍緒戦の1000万条件で小差3着と力は見せたし、先々が楽しみな一頭。ダートグレード競走初挑戦でどこまでやれるか、注目したい。

 クリーンエコロジーは元中央オープン馬。昨年のこのレースは8着だったが、その後、ホッカイドウ競馬で重賞を勝っているし、今年のデキなら昨年よりも動けていいはず。善戦は可能だろう。

 レッドペリグリンは今季好調だが、今回はJRAの強豪が揃い、一挙に相手が強化された。一線級に混じってどこまでやれるか、今後の試金石になりそう。

 ドラゴンウィスカーは調子自体は悪くないが、ここではスピード不足。厳しい戦いになりそう。

 サクラインザスカイは転入緒戦で2着と力を見せたが、今回は同型が強力。ハナを切れたとしても、このメンバー相手に押し切れるかどうかは疑問。

 アイディンパワーは今年10歳の高齢馬。転入緒戦の前走が完敗だったし、この相手に一変までは難しい

【解説者の予想】
 今年もJRA勢が強力。昨年のJBCスプリント2着馬ダノンレジェンドが2年連続で挑戦してきた。1番人気で3着と期待に応えられなかったが昨年の汚名返上へ、ここまで順調な仕上がり。今年は決める。相手はノボバカラ。3連勝で重賞制覇は勢いだけでできることではない。本格化した今なら2戦連続重賞勝ちも可能。迎え撃つ地元勢は道営最強スプリンターのアウヤンテプイ。このレースは3年連続で入着しており、今年は更に上の着順を期待。G1ホースのスノードラゴンは一昨年このレースで2着に来ている。この舞台なら出番があっても。レーザーバレットも叩かれつつ調子を上げており、鞍上戸崎騎手の手腕に注目したい。



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馬単 11→8 8→11 11→4 4→11 11→5 5→11 11→2