おすすめ注目レース
■2016年6月15日
関東オークス(川崎)
強力JRA勢 地方のコースならタイニーダンサー
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

【中央所属馬の評価】
 タイニーダンサーはエーデルワイス賞、北海道2歳優駿の両Jpn3勝ちを含むホッカイドウ競馬【5-1-1-0】。JRA移籍後2戦は今ひと息だが、前走の青竜Sは上がり35秒9で内容は悪くない。距離こなす母系で、外枠だが好位を取れれば一変する。
 ブライトリビングはJRAダートで3戦2勝。とりわけ直線狭い馬群を割った前走の500万下は見事だった。半姉カラフルデイズは2011年の関東オークス馬。2100mでさらに上積みがある。
 アルセナーレは1800m2連勝のクロフネ産駒。500キロ超の馬体にもスケールを感じる。主導権をとってかつ二の足を使えるし、充実期の挑戦。
 ディーズプラネットは出世レースと言われる前走の端午Sを豪快に差し切った。キャリアを積んで新境地。今回2100mも血統背景からは減点がない。素質と勢いを評価。

【地方所属馬の評価】
 ポッドガゼールは不器用さがネックだが4走前のユングフラウ賞2着時にリンダリンダを差している。末脚は通用するはずで、中~長距離向きの血統。
 ワカチナは1月の桃花賞を勝ち、前走の東京プリンセス賞は4着。一貫して牝馬クラシック路線の王道を歩んできた。距離こなす血統で自在型。
 エメンタールベルンは前走のJRA交流で7馬身差圧勝は自信が大きい。桜花賞7着、東京プリンセス賞6着ながら牝馬2冠を経験。成長度を加味すれば脈あり。
 マテリアメディカは今季川崎で2勝。いずれも完璧な差し切りだった。ステージが違う相手とはいえ、勢いに注意。
 ミスミランダーはひと叩きでどう変わるか。昨暮れの東京2歳優駿牝馬3着。潜在能力からは善戦の期待も浮かぶ。体調が整えば自在に。
 ビッグピンクはデビューから【0-1-1-5】で、格下というか、単なる未勝利馬。追走で終わりそう。
 オツボネサマの良績は昨夏800mの新馬戦だけ。正直挑戦自体に無理がある。前走からは状態も?
 スティルフルの実績は浦和新馬戦800mの1勝だけ。今季高知移籍後も特に成長は感じられない。
 リンはホッカイドウ競馬・笠松での2勝はレベルが怪しい。ゲート難ばかりが目立つ近況だけに、ここは使うだけ。
 ツリーナッツヒメは地元3歳条件で頭打ち。JRA遠征の4戦とも大敗で終わっている。力不足。

【解説者の予想】
 JRA勢4頭の争いになりそうだ。問題はその比較と優劣ということになる。ホッカイドウ競馬出身タイニーダンサーの地方ダートでの変わり身に食指。今回2100mの距離が課題になるが、そろそろ本領発揮だろう。ブライトリビングもキャリアは浅いが、素質は相当なもの。2連勝と勢いに乗るアルセナーレも先手を奪っての怖さがある。ディーズプラネットも2100mの距離克服なら主役級。
 ◎タイニーダンサー
 ○ブライトリビング
 ▲アルセナーレ
 △ディーズプラネット
 △ポッドガゼール

 



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馬単 13→4 4→13 13→6 6→13 13→5 5→13 4→6 6→4 13→8