おすすめ注目レース
■2016年6月16日
兵庫ダービー(園田)
強豪馬に揉まれた経験大きいエイシンニシパ
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中司 匡洋

本日メインは伝統の一戦・兵庫ダービー。本命はエイシンニシパ。前走の兵庫チャンピオンシップ(JpnII)は6着だが、スピード自慢のJRA勢相手にスンナリと先手が奪えたのは大きな前進内容に感じた。「多少無理してもバテないタイプですからね。外枠からの競馬だと思い切って出して行けますし、合っていると思いますよ」とは前走直後の鞍上・吉村騎手。そして、今回も前走と同距離、そして希望通りの11番枠。悲願のダービー制覇へ条件は揃った。昨年の兵庫最優秀2歳馬・マイタイザンも叩き2走目で上積み十分。速力を武器に押し切る構えだ。さらには、菊水賞で終いソラを使いながらも僅差2着の競馬をしたタケマルビクター、久々に理想の内枠を引き当てたブルーウィザードアサクサセーラモズバンブルビーの2頭も展開次第では上位争い突入も。
 
エイシンニシパ...前走の兵庫チャンピオンシップは6着だったが、前半から果敢に先行する形での結果で、7着以降も大きく離しての入線だった。最後の一冠に向けて仕上げも抜かりなく、中間は追い切りもビッシリ消化、これまでのズブかった反応が嘘かのような好時計を連日マークしている。前走強豪に揉まれた経験が生きてきた印象だ。
 
マイタイザン...帰厩直後は馬体重調整に苦労していたようで、その調整過程を考えると前走の楽勝は正直驚愕の内容。今回は調整もかなり順調のようで、叩き2走目の上積みは相当ありそう。菊水賞、兵庫チャンピオンシップは休養が長引きパスする形となったが、最後の一冠に向けて万全の態勢。昨年の2歳チャンプが反撃開始。
 
タケマルビクター...前走の兵庫CSは発馬で躓いたのもあるが、元々気難しい一面もあるタイプだけに、内で揉まれ続けたことも走りに影響したように感じる。現にスムーズに運べた2走前の菊水賞では抜け出してソラを使った分で終いは差されたが、反応の早さはかなり際立っていた。今回も馬群の捌きひとつに感じる。
 
ブルーウィザード...近走は粘りに精彩を欠く競馬が続いているが、元々がタメて一瞬しか切れないタイプ。それだけに、近走は前半から強引にテンから出して行く競馬が却って脚を無くす格好になってしまっている感じもする。その点、今回は4番枠が当たり、インでうまくタメが作れそうな予感。今一度見直したい。
 
アサクサセーラ...前走のグレード競走を除けば、近走は高水準で内容も安定。3走前の菊水賞も前半から終始外を回らされる形になりながらでも4着。距離ロスない立ち回りができれば上位食い込みも。
 
モズバンブルビー...素直に反応できない面があり、前走も2コーナーから早々と鞍上の手が動く競馬になっていたが、それでも結果は小差の3着。前掛かりな展開になれば浮上の目も出てきそうだ。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 11→2 2→11 11→5 5→11 11→4 11→3 11→10 2→5 5→2
 初心者にオススメ!AI予想