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■2017年6月1日
北海優駿ダービー(門別)
ベンテンコゾウの二冠達成に期待
対馬 大樹

【結論】
3歳世代の頂点を目指して14頭の精鋭が集結。全馬2000メートルは初めてだし、どの馬にもチャンスはあるが、ここは北斗盃を制したベンテンコゾウの二冠達成に期待。前回同様に、早目に門別入りして万全の構え。ここまで7戦6勝、2着1回の成績を信頼。相手はここ目標に究極の仕上げを見せているストーンリバー。地元勢では唯一の重賞ホース。北斗盃の雪辱に燃える。門別では4着以下なしのバリスコアも好仕上がり。全国レベルの実力馬だけに要注意。ゴールドメッセージモンサンルリアンの上昇ぶりも見逃せない。

【詳細解説】
 ベンテンコゾウは今年の北斗盃馬。初コース、初ナイターの不安を難なくクリアして、昨年の岩手2歳王者の力を見せつけた。ここまで7戦6勝、2着1回と底が割れていないのも魅力。実績はマイルまでだが、祖母のヌエボトウショウは2000メートルで重賞勝ち。距離延長が駄目ということはない。前回同様、早目に門別入りし、万全の状態。二冠馬誕生へ。

 ストーンリバーは北斗盃で2着。中団よりやや後ろの位置取りで4角では大外を回る結果に。内回りでは厳しいレースとなったが、それでも直線追い上げてベンテンコゾウに最後2馬身差まで迫ったところは評価していい。前走の走りを見ると、外回りの方が合う印象だし、あくまでも目標はここ。重賞2勝馬の底力に期待。

 バリスコアはここまで11戦して3着以内に入れなかったのは、全日本2歳優駿の6着だけ。門別コースに限れば、馬券対象から一度も外れたことがない。北斗盃の上位馬は確かに強いが、これまでの戦歴からも、まだ勝負付けが済んだとは思えない。2000メートルは初めてだが、父フリオーソなら対応可能。

 ゴールドメッセージは認定勝ちこそできなかったが、門別で2勝、大井で1勝を挙げている。遠征から帰ってきた緒戦の北斗盃では11番人気ながらも5着入線。前走も上位争いに食い込んだし、ここに来て着実に力をつけているのがわかる。2000メートルは未知数だが、この血筋ならやれるはず。大駆けがあればこの馬。

 モンサンルリアンは転入緒戦の北斗盃こそ自分の競馬ができず完敗だったが、2走目で鮮やかに変身。北斗盃と同じ舞台で北斗盃の勝ち時計を1秒以上詰めて完勝。中央デビュー。3戦目で初勝利を挙げた素質馬。力を再認識した一戦だった。前走も楽勝。連勝で軌道に乗った今、重賞でも今度は大暴れしそうな予感。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 7→9 9→7 7→1 1→7 7→4 7→2