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■2017年6月8日
北海道スプリントカップ(門別)
フェブラリーS5着のニシケンモノノフを信頼
対馬 大樹

【中央所属馬の評価】
 ゴーイングパワーは近走勝ち星から遠ざかっているが、6走前のカペラSでニシケンモノノフと0秒2差の競馬。2歳時にダートグレード競走の兵庫JGPを勝ちがあり、このメンバー相手なら一発あっても驚けない。

 ショコラブランは2016年1月以降、14戦して4走前の4着を除けば、すべて3着以内という堅実さ。重賞初挑戦初制覇は逃したが、重賞でも通用する力は見せた。今回はベストの1200メートル戦。巻き返しは十分。

 スノードラゴンは2014年(2着)、2016年(3着)に続き、今回は3度目の挑戦。前走の高松宮記念は7着も大負けしておらず、9歳になっても力の衰えはまったく感じられない。相性のいい舞台で久々の勝利を目指す。

 ニシケンモノノフは2歳時に門別でデビューして4戦3勝、2着1回の成績を残して中央入り。その後も着実に力をつけて、6歳になった今年のフェブラリーSで0秒5差の5着。G1の舞台でも好勝負を演じて成長した姿を見せている。走り慣れた地元で交流重賞Vへ。

【他地区所属馬の評価】
 ウルトラカイザーは2013年~2016年までホッカイドウ競馬で活躍し、2014年の道営記念を制覇した実力馬。佐賀に戻ってからも、古豪健在をアピールする活躍。久々の1200メートルが鍵だが、そこは同馬の底力に期待。

 ケイリンボスは高知に移籍後、2度ダートグレード競走に挑戦したが、いずれも大敗。地元でもいいところなく完敗している。中央在籍時は1000万勝ちが最高の成績。相手関係からも、ここでは割引が必要。

【ホッカイドウ競馬所属馬の評価】
 メイショウノーベルは今年から道営に移籍して(2)(1)着。新天地で復活をアピール。中央在籍時は重賞3着の実績があり、今年のメンバー相手なら善戦可能。

 アウヤンテプイは今年8歳だが、前走の内容を見ても、力の衰えはまったくない。このレースは2013年から4年連続で挑戦して(4)(4)(5)(6)着。ひと押しでV圏内へ。

 エイシンヒートは条件戦とはいえ、転入緒戦を快勝して好スタートを切った。相手は一挙に強くなったが、ここで上位争いするようなら今後が楽しみ。

 ユウユウは地元馬同士なら重賞でも上位を狙う力は持っているが、今回はJRA勢が相手。デキの良さでどこまで通用するか。

 コールサインゼロは昨年の道営スプリント2着馬。休み明けを2度叩かれて着実に良化を辿っているし、立ち回りひとつで掲示板も狙える。

 ゴッドツェッペリンは今季3戦して、いずれも着外。交流重賞の今回は更に厳しい戦いになりそう。

 トウカイビジョンは中央在籍時は準オープンで活躍していたが、交流重賞の今回は恵まれても入着まで。

 シセイカイカは門別1200メートルのスペシャリストだが、重賞はまだ未勝利。16頭大外枠の今回は評価ダウン。

 ジャベリンは道営転入後3戦連続6着。条件戦でも入着がないのに……、このメンバー相手では苦戦を覚悟。

 スザクは取消後の一戦になるが、決して調子は悪くない。ただ今回は相手が強すぎるし、割引が必要。

【解説者の予想】
 北海道スプリントカップが門別1200メートルで施行されるようになってから今回が初めての16頭立て。今年も有力どころはJRA所属馬になりそう。ニシケンモノノフは今年のフェブラリーSで0秒5差の5着。あと一歩のところで大金星を逃したが、GIの舞台でもやれるメドが立ったのは明るい材料。秋には悲願達成も夢ではないだろう。このメンバー相手なら力上位は明白。デビューの地で交流重賞勝ちを期待。かきつばた記念3着のショコラブランも1200メートルなら巻き返しは十分。GI馬スノードラゴンも昨年(3着)より相手関係が楽になっているだけに前進があっても驚けない。地元勢では完全復活したアウヤンテプイが怖い。ゴーイングパワーもこの距離なら変わり身があるかも。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 3→14 14→3 3→9 9→3 3→5 5→3 3→7