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■2017年6月29日
園田FCスプリント(園田)
久々の重賞制覇へ視界良好
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 宮垣 優

 スーパースプリントシリーズ5戦目で電撃のワンターンの820m戦。本命はマルトクスパート。現在3連勝中で波に乗っているしこの中間の調整も順調。ハナを切れなくても番手で競馬ができる点も強み。昨年7月以来久々の重賞制覇へ視界良好。相手候補は差し脚が魅力のハタノキセキと昨年の2着馬である高知のカッサイ。他には近走成績が安定してきた高知のカイロスや重賞は未勝利だが実績上位のドリームコンサート、調教で迫力のある動きを見せたタガノグランパがその後に続く。

マルトクスパートは名古屋の東海桜花賞や笠松のサマーカップの重賞を2勝あげている馬。昨年の秋から冬にかけてはなかなか勝ち切れない競馬が続いていたが、ここ最近は復調をし現在3連勝中と波に乗っている。この距離は2年前に2着に入っているので問題はない。同型馬が多いので先手を奪えるかどうかが最大のポイントになってくるが内めの枠に入ったことはこの馬にとって好材料。まだ地元での重賞制覇が無いが今回が勝利する最大のチャンス。

ハタノキセキは3走前に古馬のオープンクラスを初勝利。その後2戦はJRAとの交流戦を使って2着と3着に入りJRA馬相手でも引けをとらないことを証明していた。今回の距離は未経験だが、1230m戦では2勝2着1回とパーフェクト連対をしているのでこの距離も問題は無さそう。ワンターンの競馬でも上手く脚を溜めることができれば一気に突き抜けてもおかしくないだろう。

カッサイは昨年の2着馬。実はその時が自身初めての重賞挑戦だった。その後は高知の重賞戦線で好勝負を演じていたがなかなか勝てない状態が続いた。しかし、2月の黒潮スプリンターズではインディウムやランドクイーンなどを相手に番手から抜け出し待望の重賞初制覇をあげた。昨年の雪辱を晴らしに一回り大きくなってやってきたので軽視は禁物だろう。

カイロスは福山デビュー馬。福山競馬が廃止になってからは南関東へ移籍。その時はなかなか順調に使えない時期もあったが、アスター5スター賞で4着に入るなど能力では南関東のオープンクラスでも引けをとらない競馬をしていた。その後、高知に移籍をし4月の福永洋一記念で2013年の福山ダービー以来久々の重賞制覇を飾った。今回は自身初めての距離だがスピードはこのメンバーでも上位なので心配ないだろう。スムーズに立ち回れば勝ち負け。

ドリームコンサートは重賞勝利は無いものの重賞で2着3回するなど実績面はここのメンバーでも上位の馬。脚質も先行から好位まで多少幅があるタイプ。2月以来久々の競馬で兵庫に移籍後ここまで間隔が開いたのは初めてなのでどこまで仕上がっているかがカギになるが、能検の時計は上々で仕上がっている模様。スムーズな競馬ができれば待望の初重賞制覇も夢ではないだろう。

タガノグランパはJRA在籍時にはファルコンSを勝ち、日本ダービーや菊花賞で4着に入るなど実績は文句無い。兵庫に移籍後は伸びが甘くもどかしい競馬が続いている状態。ただ、最終追い切りでは迫力のある動きを見せており、転入後のベストタイムをマーク。これは実戦に繋がれば一変してきてもおかしくないだろう。



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馬単 3→9 9→3 3→8 8→3 3→10 3→5 3→4
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