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全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之
これまで10戦負けなしのサムライドライブ。そのほとんどが完勝だし、東海地区限定で目新しい馬も見当たらない。中間も順調というのなら、Ｖ11当確と言っていいだろう。実際にサムライドライブの２着が３回あるドリームスイーブルが相手筆頭だが、それを新緑賞で負かしているビップレイジング、陣営の気勢は上がらぬがなんだかんだ走っているユーセイスラッガー、手替わりで新味を見せたウォーターループ、まだ上積みが見込めそうなキンショーウィークも差はなく、次位争いはなかなかアツい。
サムライドライブは番手でも問題ないと思うが、ベストの逃げに持ち込めるのが力の違い。順調にしかもしっかり追い切って臨めるのなら。「31日の追い切りは馬場も悪かったので、長めから上がり重点の調整にしました。追い出してからの反応も鋭く、納得の仕上げができたと思います。大目標にしてきた一戦ですし、楽しみです」。
ドリームスイーブルはまたしてもサムライドライブにはかなわなかったが、他馬に先着は許さなかった。最も信頼できる２着候補だ。「この中間もしっかり負荷をかけてきたし、やることはやってきたつもり。究極の仕上げだよ。どう乗っても勝てない馬がいるが、何とか接戦に持ち込みたい」。
ビップレイジングは気難しさを出したとしても大きく負けないのが地力のある証拠。切れ味は東海地区屈指。距離も味方につけられそうだ。「前走に関しては展開が向かなかったまで。ある程度スタートから出して行ければとは思うが、輸送するとテンションがねえ。当日の落ち着きが鍵になりそう」。
ユーセイスラッガーはパンとせず思うような仕上げを施せないながらも古馬Ａ級で勝ち負け、重賞でも僅差。５走前のようなことはない。「カイバ食いがもうひとつですし、何か覇気がない感じです。あまり強調できる状態ではないので、どの程度やれるか何ともいえません」。
ウォーターループは1800ｍを番手から押し切ると、前走は内で砂をかぶりながら抜け出した。友森騎手といいハーモニー。ひと皮むけた!? 「砂をかぶっても対応できた前走内容に進境が見られたけど、今回は相手関係が違うからね。肝心なところでフケの症状が出ているし…。強気なことはいえないよ」。
キンショーウィークは行けなかった駿蹄賞で崩れなかったし、前走は２番手から難なく抜け出した。成長している。駿蹄賞以上も可能では。「駿蹄賞は内に包まれる展開で掛かった点を踏まえれば粘れましたし、悪くはない内容だったと思います。順調ですし、あの走りからすれば勝つまではどうかも善戦は可能でしょう」。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 2→4 2→1 2→9 2→3 2→11
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