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■2018年6月7日
兵庫ダービー(園田)
フセノラン今度こそ本領発揮
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中司 匡洋

今年の兵庫3歳馬たちは実力がかなり拮抗しており、展開ひとつで上位馬がガラリと入れ替わる、そんなレースが続いている。近走重賞実績で考えればアゼツライトトゥリパに行きたいところだが、その2頭ともに同型。まして例年道中の出入りが激しくなる傾向にある兵庫ダービー、自然と流れも前掛かりになって行きそうだ。となると狙いたいのは差し脚質の馬、なかでも本命フセノランは流れ不向きだった菊水賞で2着。その当時よりも淀みない展開が予想される今回ならパフォーマンスも上げられるはず。同タイプで言えばクリノヒビキレコパンハロウィーの2頭も前走以上に競馬はしやすくなりそう。菊水賞で不発だったコーナスフロリダも最終追い切り通りなら引き続き圏内。トゥリパ、アゼツライトは他の先行勢も含め、どう折り合いを付けるかがカギ。そこさえクリアできれば当然ながら好機も巡ってきそうだが、果たして。

フセノラン…この中間調教からホライゾネット着けているようだが、師のお話では「これまでの併せ馬は内じゃないと動かなかったが、今回は外に併せてもシッカリ反応できた。ホライゾネットの効果がありそう」とのこと。勝負どころ揉まれない位置で立ち回ることさえできればチャンスも出てきそうだ。

クリノヒビキ…転入直後の追い切りからかなりの好時計をマークするも、レースになると集中力が続かず時計ほどのパフォーマンスが出せない、そんな状況が続いていたのだが、前走は今までのもどかしさを払拭するようなひとマクリの競馬で圧勝。ようやく体と気持ちが噛み合ってきた感じだ。

レコパンハロウィー…砂を被り続ける展開だと怯んでしまい素直に反応しなくなる面がある同馬。それだけにどうしても大外回る距離ロスも生じてしまうが、そんな形でも近走は毎回堅実な寄せを見せている。今少し展開の助けが加われば、一気に突き抜けも。

コーナスフロリダ…前走の菊水賞は人気を裏切ってしまったが、陣営のお話では、道中で脚をぶつけた影響で力が発揮できなかったとのこと。状態の立て直しに少し時間を要していたが、この1~2週間で追い切り気配が一気にアップ。反撃に注意したい。

トゥリパ…前走はスタンド前で後続にマクられながらも怯むことなく、最後の直線でシッカリと盛り返して勝利。馬体の増えづらい面があるだけに間隔が詰まる点は心配だが、同型馬さえうまく捌ければ再度好機も出てきそうだ。

アゼツライト…前走は相手関係も厳しかったが、道中のペース自体にも戸惑っていたようで、鞍上のお話ではハミを素直に取らなかったとか。自分のリズムで先行できるかどうか、その点が今回もポイントだろう。



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馬単 6→9 9→6 6→12 12→6 6→11 11→6 6→10 6→2 10→2 2→10
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