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■2018年6月20日
北海優駿ダービー(門別)
サザンヴィグラスが二冠を制し3歳の頂点へ
対馬 大樹

【結論】
 北斗盃を圧勝したサザンヴィグラスが万全の仕上がり。中間は前走以上の気配だし、同馬の能力なら2000メートルでも克服可能とみる。北斗盃、北海優駿の二冠制して3歳の頂点へ。初ダートの前走で小差4着と適性の高さを示したドラゴンハート。転入当初から北海優駿を目標に調整。距離延長もプラスだし、重賞初挑戦でも注目。古馬のB1以下条件で互角に渡り合ったマッドドッグも3歳戦ならチャンス十分。ここまで重賞2着3回のビジネスライク、攻め強化されて前走以上のデキで臨めるストロングキック、直線の長い外回りで巻き返しを狙うカツゲキジャパンにも警戒が必要。

【詳細解説】
 サザンヴィグラスは北斗盃で2着馬に7馬身差をつける圧勝。大幅に馬体を減らして南関東から戻ってきたが、厩舎陣営のサポートでしっかりと立て直し、その成果が前走にハッキリと見て取れた。あの内容なら、もう体調面に不安はない。2000メートルは初めてでも、昨年の北海道2歳優駿で1800メートルを走り、地元馬最先着の3着。重賞3勝の実績も断然だし、ここは二冠制覇へ、期待がかかる。

 ドラゴンハートは中央デビュー。新馬戦3着も、2戦目の未勝利戦で初勝利を挙げた素質馬。500万下条件では勝てなかったが、転入緒戦の前走、初ダートでC1以下の古馬相手に0秒3差の4着。地力を示し、更にダート適性の高さも証明した。芝とはいえ、3走前に2000メートルも経験済み。北斗盃組とは初対決だが、今のデキならチャンス十分。

 マッドドッグは2歳時にウィナーズch(5)競走でサザンヴィグラスを破っているし、今季緒戦は古馬のB1以下を相手に0秒4差の3着と健闘。3歳戦でこのメンバー相手なら力量差はないはず。この血筋なら距離が延びても問題ないだろう。引き続き上位争いへ。

 ビジネスライクは前走の北斗盃を含め、ここまで重賞での2着は3回。なかなかタイトルには手が届かないが、それでも3歳の中ではトップクラスの実力馬。この中間も順調に乗り込まれて体調の良さも窺える。2000メートルでも軽視は禁物。

 ストロングキックは休み明け2戦の内容は物足りないが、目標はあくまでもこのレース。叩かれつつ着実に良化を辿っているし、中間は更に攻め強化され態勢は整った。今度は3歳戦、前進があっても後退はない。

 カツゲキジャパンの前走は内回りの外枠が影響したのか、前半はスムーズに流れに乗れず。それでも最後追い上げて4着入線はこの馬の地力だろう。今回も外枠だが、直線の長い外回りならもっと動けるはず。侮れない。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 8→2 2→8 8→4 4→8 8→6 6→8 8→1 8→12