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■2018年6月27日
帝王賞(大井)
距離は克服できる!ゴールドドリーム!
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

【中央所属馬の評価】
 ゴールドドリームは17年チャンピオンズカップ、フェブラリーステークスなどG1競走3勝を挙げている。なかなか勝てなかった地方のコースも、前走かしわ記念に勝ち、地力の違いを見せつけた。大井コースは一昨年のジャパンダートダービー3着と、昨年の帝王賞7着。スタートと折り合いがカギ。

 ケイティブレイブは昨年の勝ち馬で、G1競走2勝などダートグレース競走7勝の実績。昨年は上がり36秒5で大外一気の末脚。主導権を握っての競馬も強く、今年も最有力だ。

 テイエムジンソクは東海ステークス、みやこステークスに勝ち、17年のチャンピオンズカップ2着の実績。どちらかと言うとスピードに勝ったタイプで、レース振りは一本調子だけに、この相手には若干の不安もある。みやこステークスのように、好位から早めにまくって押し切る競馬が合っている。

 アポロケンタッキーは16年東京大賞典の勝ち馬。他に日本テレビ盃、みやこステークスに勝っている。近2走は正攻法の競馬で連続2着と、6歳になり粘り強くなってきた。早めに動いてもバテないパワーがあり、大井2000mは合う。

 サウンドトゥルーは17年JBCクラシックなどG1競走3勝。歴戦通り、希代の末脚を持ち、大井2000mは【2-2-2-1】の実績。昨年暮れの東京大賞典は、上がり36秒5。脚質的に今回も展開次第になるが、はまればこの馬。

 アウォーディーはダート王ホッコータルマエを完封した2016年JBCクラシックの勝ち馬。能力は間違いなく上位だが、昨年(3着)同様、今年もドバイ帰り。大井コースも【0-1-1-1】と未勝利。8歳という年齢も含め、評価は五分五分だ。

 オールブラッシュは17年川崎記念の勝ち馬。前走のかしわ記念は逃げて2着と、この馬の本領発揮。ダートグレード競走の実績は左回りに多く、大井コースは【0-0-0-2】とひと息。右回りは悪くないはずだが、コースとの相性は微妙だ。

【地方所属馬の評価】
 地方勢の中心は船橋のリッカルド。JRAから転入後重賞4連勝。ダートグレード競走はJRA在籍時のエルムステークのみだが、7歳にして本格化した今なら、結果も違うはず。大井2000mの持ちタイムも、今ならさらに詰められるはず。一角崩しの期待。

 船橋のヒガシウィルウィンは17年ジャパンダートダービーの勝ち馬。休み明け2度使いさらに上向き。中間も一杯に追われたように、順調にきている。ここは成長力を問われる一戦。

 名古屋のカツゲキキトキトは、白山大賞典2着、名古屋グランプリ3着2回と、2000m以上のレースで真価を発揮する。大井コースは【0-2-0-1】と経験済み。決め手では劣るが、うまく立ち回って着を拾えれば。

 大井のサブノクロヒョウは、前走の大井記念で積極策のレースをし、2着と好走。さすがにこの相手では厳しいが、流れに乗って一つでも上の着順を目指したい。

 グランユニヴェールはA2クラスで、復帰2戦いずれも追走で息切れ。良血だが成長力が感じられない近況で。

 大井のトーセンスパンキーはB2、ネオヴェルモットはB3といずれも格下だけに、厳しいレースになるだろう。

 名古屋のアサクサポイントもJRA4勝だが、既に10歳で大きな期待は出来ない。

【解説者の予想】
 上半期ダート競馬の総決算。かしわ記念を快勝したゴールドドリームが中心だ。ドバイ遠征後の昨年とは違う結果を望めそうな臨戦過程で、課題の距離も克服できるだろう。
 昨年の勝ち馬ケイティブレイブも連覇を狙う。ここもレースの主導権は確実で、マークが厳しくなるのは間違いない。そこをうまくしのげば、逆転の可能性は十分。
 テイエムジンソクは大井コースが合えば有望で、早めに勝負を仕掛ければ、押し切りの可能性もある。
 以下常連勢だが、差はなくむしろ拮抗している。

◎ゴールドドリーム
○ケイティブレイブ
▲テイエムジンソク
△アポロケンタッキー
△サウンドトゥルー
△アウォーディー
△オールブラッシュ
△リッカルド



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 4→2 4→5 4→9 4→10 4→7 4→12 4→6