おすすめ注目レース
■2019年1月29日
第6回 梅桜賞(SP2)(牝馬)サラ系3歳(名古屋)
あらためて エムエスクイーン
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 ライデンリーダー記念は思わぬ辛勝となったエムエスクイーンだが、数字以上に太めが残っていた、いつも以上におとなしかった、と聞く。今回はそのあたりに留意して臨んでくるはずだし、陣営に悲観の色はない。ならばここも相手探し。前走で一変してみせたアビゲイルなんか面白そう。転入当初は陣営の鼻息がかなり荒かった馬だ。無難にいくならリードメロディーチェリーフオールトーセンジルコンの兵庫2頭は重賞初挑戦だが、エムエス以外のメンバーとなら。前走がしぶとかったハッピーフライトも押さえたい。

 エムエスクイーンは辛勝となったが、初コースだったし、逆に負けなかったあたりはさすがと言えそうだ。地元であらためて力の違いを示したい。「3~4角の動きがひと息で、少しズブくなったかも?という印象を受ける追い切りだったが、直線は12秒を切って無難にまとめたから問題はないだろう。しっかり乗って仕上がりは順調。ここも楽しみ」。

 アビゲイルは転入後の2走を見て評価を下げた途端の激走で3連単は3百万超。もともと素質を高く買われていた馬だ。フロックではない!? 「北海道で2勝の実績からすると前走くらい走ってもいいし、力が発揮できたレースだった。ただ、今回は距離などを考慮すると追い切りが軽過ぎたかも。果たして…」。

 リードメロディーはところや相手を問わない堅実駆けが魅力。距離も相対的に有利に作用しそうな印象がある。女王にさらに迫りたい。「調教の過程はいつも通り。速い時計は出していないが、長めを乗り込んできたし、馬力が乗ってきた感じがするよ。一連の内容からしてここも善戦は可能だと思う」。

 チェリーフオールは時計平凡も門別時に1700m0秒9差あり。兵庫に移り(2)(1)(1)着と好ムードだし、順調に使えるならといったところか。「思い通りの追い切りができたし、上々の仕上がり。連勝の内容もいいし、特に2走前は力がないとできない勝ち方だった。力関係が分からないが、期待を持って臨みたい」。

 トーセンジルコンはスタート後挟まれ腹をくくって最後方から進めた前走もひと脚使った。さらなる相手強化だが、中央時に距離経験あり。「輸送も相手も未知数なので何とも言えないが、距離はこなしてくれそう。前走は首を下げた時にゲートが開いて後方から。鞍上が言うには展開面もそう気にしなくていいとのことだった」。

 ハッピーフライトはハナを主張してあわやの競馬。距離延長がいいとは言えないが、初の名古屋コースをうまく味方につけられれば。「叩いたぶん馬の状態は今回の方がいいだろう。距離はぎりぎりかもしれないが、行くだけ行って相手に脚を使わせたいね」。



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馬単 2→4 2→8 2→5 2→9 2→3
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