おすすめ注目レース
■2019年2月26日
第44回 スプリングカップ(SP1)3歳 オープンサラ系3歳 定量(名古屋)
さらに自信を増したい アンタエウス
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 新春ペガサスカップを5馬身差で快勝したアンタエウス。今回は初の1800mや他地区馬もいてどうかだが、距離はみな同じような感じだし、初遠征でもある。この枠なら思い通りの競馬ができそうだし、地の利を生かして重賞連勝をもくろむ。最大のライバルは兵庫から吉村騎手でやってきたリリコになるか。攻め馬好感フォアフロント、2走目の上積み大トリマゴラッキも侮れない。リードメロディーもヒモに押さえる。マイネルハイボーンが来ればおいしそうだが。

 アンタエウスは決してすんなり2番手でもなかったが、勝負どころから早めスパートが見事ハマッた形。1ハロンの延長なら問題あるまい。大外枠も砂をかぶらず自分の好きな位置で走れると前向きに考えたい。「追い切りは時計も出ましたし、まずまずでしょう。まだ幼さがありますし、頭を上げたりと課題も抱えているので、砂をかぶる競馬は避けたいですね。初距離でスタミナ面は未知ですが、今後に向けて楽しみが持てる競馬をしてほしいです」。

 リリコは兵庫3歳の最前線で(4401)。展開不問だし、1700m経験豊富なのがいい。目標はGDJ戦線でも出てくれば注目だろう。「この中間は流す程度の調整だが、前走で上がりをびっしり追ったからこれで十分。GDJ路線で名古屋に行かなければならないので、その前に輸送を経験しておくのもいいかと思ってここへ。どんな競馬でもできるし、期待を持って臨むよ」。

 フォアフロントは湾岸ニュースターCでコースは経験済みだし、ここに向けて絶好の仕上がりを見せている。レース巧者でもあり侮れない。「今週の調教はキレキレの動きで文句なし。重賞ともなると生半可な相手ではないが、悔いのない仕上げができたと思う。このメンバーでどこまでやれるか楽しみ」。

 トリマゴラッキは久々でも自分のぶんだけはきっちり。勝ち味薄だがいい意味で相手なり。ひと叩きした今回は大きく差を詰めてきそうだ。「休み明けの前走を叩いて、間隔を少しあけたのは予定通り。スムーズな歩様や追い切りの動きからすると状態は明らかに上がっている。テンに置かれずうまく追走できれば、上位争いに加われてもいいはず」。

 リードメロディーはB級古馬相手に善戦しており、連続3着はフロックでもない。攻め馬にじっくり調整してきた効果が出ているだけに…!? 「順調な過程だね。追い切りを強化できたし、いい状態で臨めるから、ある程度の期待感を持っている」。

 マイネルハイボーンは前走は勝ち馬の強さだけが目立った一戦。混戦だった2走前は鮮やかな差し切り。モツれるようなら見せ場を作る? 「出脚のつかないケースが時折あるけど、状態自体は悪くないからね。ポンと出てうまく追走できれば、見せ場くらいは作れそうに思うよ」。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 12→4 4→12 12→9 9→12 12→8 8→12 12→3 12→1
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