おすすめ注目レース
■2019年3月14日
第42回 名古屋大賞典JpnIII・指定交流) オープンサラ系4歳以上 別定(名古屋)
最強世代が先行争いを制す!?
全国公営競馬専門紙協会事務局

◆中央馬
ヒラボクラターシュは3歳G3レパードSでグリムに迫り注目を集める存在に。その後オープン特別は難なくクリアし、シリウスS、チャンピオンズCとダートの王道路線で強敵の胸を借りた。地方の砂も問題ないことが分かったし、内でもこのメンバーならすぐ外へ出せるだろう。

テルペリオンは3歳暮れから昇級した1600万ではもどかしさもあったが、4歳夏の降級を機に一段ギアを上げた印象。2走前のオープン初戦はオーバーペースでズブズブになったが、前走は絶妙なタイミングのスパートがハマッた。小回り向きの脚質。時計を要すのもいいのでは。

キクノルアはモロさもしばしばだが、気分よくなら決められるし、控えての勝ち星もある。交流戦の頭数に相手関係ならモマれることも少ないだろう。2走前はアナザートゥルースに0秒1勝っているし、前走はテルペリオンに敗れたが自身初オープンで1秒0差。そんな力関係だ。

アナザートゥルースは時計が速かった3走目の青竜S、去勢手術などで7カ月ぶりだった4走目こそ大敗したが、4歳になってからは安定した走り。手を施し、経験を積んだ効果はありそうだ。1600万を勝ったばかりだが、そのレースぶりはいかにも当地が合いそうな雰囲気。

グリムはユニコーンSは前が開かず9着に終わるも、レパードSは逃げ切って重賞ウイナーの仲間入り。白山大賞典ではレコード勝ちを収めニューヒーロー誕生を予感させた。浦和記念は勝ち馬を褒めるべきだし、前走は展開のアヤ。再びこの鞍上で名古屋へ。当然、注目だろう。

◆地方馬
リョーシンヒナタはA級屈指の堅実派が交流グレードに初挑戦。この馬なりに出来は良さそうだが、梅見月杯1秒8差4着からすると、ここで相手なりとはさすがにいかぬか。

ラモントルドールは昨年6月に東海クラウンを好時計勝ちも笠松での話だし、以後が…。交流グレードでは遠征とはいえ牝馬限定戦で大敗ばかり。地元でもこの相手では…。

エスタシオンはソラを使って勝ち切れないことが多い馬だが、いい言い方をすれば相手なり。ただ、最近の不発はクラス的なものもありそうだ。中央のオープン馬相手では…。

ブランニューは名古屋GP(10)(9)着、昨年の名古屋大賞典(7)着が交流グレードの成績。前走は他が走らなかったこともあるが、自身もパンとせぬ状況でキャリアハイとなる重賞2着。地元最先着なら可能だろう。

マイタイザンは兵庫生え抜き。デビュー4連勝で兵庫JG、全日本2歳優駿にも出走歴。それでいて5歳の昨年は新春賞、兵庫大賞典、園田金盃など(5010)で兵庫の年度代表馬に選ばれているから息の長い活躍だ。前哨戦の梅見月杯を勝って3年半ぶりに中央馬と対峙する。

カツゲキライデンは道営4度目となる昨年は短距離重賞を2勝。シーズン終了後に戻ってきたが、今回はこれまでになく低調だ。この距離で変化を…といってもこの相手だし。

サザンオールスターは2、3歳重賞戦線で活躍。伸び悩んだ時期もあったが、4歳後半から再び上昇ムードへ。足踏みしだしてG競走とは厳しいが、これも今後の糧としたい。

◆レースの見解
 グリムヒラボクラターシュの首位争い。この2頭は重賞ウイナーで地方の馬場にも実績があるのがいいし、何と言っても最強世代と言われる4歳馬でもある。5歳の3頭はいずれも重賞、そして地方の馬場へ初参戦。気になる点ではあるが、逆に考えれば深い砂、小回りに抜群の適性を見せる可能性もあるわけで。順番づけは難しいが、妙味の順ならキクノルアアナザートゥルーステルペリオンか。地方馬期待は兵庫のマイタイザンだが、行けたとしても展開が厳しそうで…。

◎グリム
○ヒラボクラターシュ
▲キクノルア
△アナザートゥルース
×テルペリオン



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 12→2 2→12 12→7 2→7 12→9 2→9 12→4 2→4
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