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■2019年4月11日
第59回 東海桜花賞(SP1) オープンサラ系4歳以上 定量(名古屋)
馬場を味方にして メモリートニック
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 このところの名古屋競馬場は内を通る馬が頑張る馬場。ここでハナを切るのはメモリートニック。後続に脚を使わせる逃げで粘り込みを図る。力発揮ならバンドオンザランキクノステラが有力だが、いずれも長距離輸送の遠征がどうかといったところはある。あとの地元勢ではポルタディソーニの流れ込み。無欲の競馬でスムーズジャズがどこまで。

 メモリートニックは馬場も味方したが半年ぶりのオープン勝ちで意気上がる。笠松GPでもハナを切った快足馬だ。ここも譲らない構え。「ここも自分の競馬に徹するだけ。遠征馬がどんな戦法で来るのか分からないが、流れ次第だよ。状態面は順調な過程で、この馬なりの出来を維持できている」。

 バンドオンザランは4勝は1200mだが、古馬になって折り合いに進境を見せ、距離にも幅。順調に使えているし、鞍上も乗り慣れている。「1400mはピッタリですし、右回りも大井で重賞勝ちがあります。調教はメニュー通りで状態面は上々。輸送が長距離になる点が少し心配ですが、好レースになると思います」。

 キクノステラは園田だけ走ればここでも有力。鞍上は引き続き岡部騎手だし、マイル争覇は大味な競馬になったが、名古屋も2走目なら違うはず。「ペースの違いに戸惑うのか輸送が合わないのか定かではないが、どうも遠征競馬になると思うような結果が出ない。出来は問題ないレベルだし地力もここなら遜色ないが、アテにしづらい面は残るね」。

 ポルタディソーニは梅見月杯を勝った昨年ほどの勢いは感じないまでも、そこそこにはまとめている。ここも競馬のうまさを発揮して応戦。「時計が出過ぎないようサッと流す追い切りは予定通り。安定した状態だね。好位でうまくためて運べる流れになればかな」。

 スムーズジャズはバリバリのオープンとは初対戦だけに半信半疑の面はあるが、前走後はここ目標に順調の様子。ここは出たなりでしまいを生かす。「ここを目標にしっかりと乗ってきました。いい状態で臨めます。今回は前々に固執せず、しまいを伸ばすレース運びを予定してます」。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 6→4 4→6 6→7 7→6 4→7 7→4 6→8 6→9
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