おすすめ注目レース
■2019年4月25日
第28回 オグリキャップ記念(SP1)4歳以上 ・オープンサラ系4歳以上 別定(笠松)
平成の名馬に思いを馳せ、2分40秒のドラマを堪能
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 1着賞金が1千万円になったからか、平成最後のオグリキャップ記念にはなかなかの他地区馬が集まった。中央時にG3を2勝のグレイトパールに園田で一変したメイショウオオゼキは地方ではまだ底を見せていない。昨年の覇者エンパイアペガサス、3年前の覇者グルームアイランドはもちろん、ガヤルドもスタミナには自信の様子。出てくるからにはカツゲキキトキトなんだが、休み明けというだけでなく、今回のメンバーではいつもほどの安心感はない。

 カツゲキキトキトは一昨年は強行軍もなんのその。今年はブランク明けでまた楽ではないが、困難を克服してしまうのが地方の雄たるゆえんだ。「ブリスター治療の効果もあって、不安は改善したし、その後は1カ月休むことなく乗り込んできたので、仕上がりは進んだと思う。気で走るところのある馬で、これまで久々もこなしてきている。恥ずかしくない競馬ができるはずだよ」。

 グレイトパールは平安S、アンタレスSと2つのG3を制しているだけに、佐賀記念4着でも不満なぐらい。地方馬同士ならあっさりまで!? 「環境に動じない強さがあって、遠征先でも存分に力を発揮してくれそう。輸送は前日の予定。2500mに関しては豊富なスタミナを生かせると思うので、魅力があります」。

 メイショウオオゼキは中央時は芝主体で1000万までだが、兵庫に移りA2~A1を4連勝、六甲盃ハナ差2着。地方で底を見せていない。「追い切りの動きは抜群に良かったし、輸送競馬も合うと思う。このメンバー相手に現状どこまでやれるか楽しみだね」。

 エンパイアペガサスは傑出馬不在とはいえ昨年の勝ちっぷりが圧巻。今年は岩手からの参戦だが、力発揮ならおのずと結果がついてくる!? 「昨年勝っているように、この条件への不安は何もありません。今回のメンバー、今のコンディションとの比較で、昨年と同じレースができるかどうかでしょう」。

 グルームアイランドは2016年のこのレースの勝ち馬。昨年は4着に終わったが、前走を見ると極端な衰えはなさそう。今年は勝ったときと同じく金沢からの参戦。見直すべきかも。「再転入の前走できっちり勝って力を示してくれたね。その後はここ目標に乗り込んできたし、順調に仕上がっている。相手関係は分からないが、この馬の末脚を発揮できれば」。

 ガヤルドは500万条件だが中央の2400m勝ちあり。本番では不発も、金盃の前哨戦では好位から鮮やかに抜け出している。これまたスタミナ自慢の一頭。「追い切りの動きからも状態は良さそう。長めの距離を得意にしているので、先手を取って自分のリズムで競馬ができれば理想だね」。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 7→1 1→7 7→5 5→7 7→10 10→7 7→8 8→7 7→6 6→7
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