おすすめ注目レース
■2019年6月6日
第1回 飛山濃水杯(SP3)4歳以上 ・オープンサラ系4歳以上 別定(笠松)
初代チャンピオンに立候補者多数
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 今年から新設されたマイルの古馬重賞「飛山濃水杯」。「ひざんのうすい」とは飛騨の山々に美濃を流れる三川の水、岐阜県の自然の豊かさを表す言葉だとか。記念すべき第1回とあって好メンバーがそろった。快足メモリートニック、兵庫の上り馬モズフレミントン、復調ハタノリヴィール、実績上位ストーミーワンダー。そして印が回らなかった面々にも単の可能性を秘める馬はいるが、これらを笠松巧者のベテラン・メモリージルバで束ねたい。

 メモリージルバは重賞2勝もさることながら、前走が大健闘。これからの時季がいい馬ではないが、今年はまだ維持できている様子だ。「もともと攻め駆けしないから、追い切り時計は気にしなくていいよ。前走後は早くからここを目標にしてきたし、暑い時季は基本苦手なのでゆったりしたローテを組んだんだ。笠松のマイル戦はベストと言えるし楽しみにしている」。

 メモリートニックは2番手で押し切れたことはそれなりに評価するが勝ちっぷりからすると余計に逃げてこそとも思えた。速さは負けない。「ハナを譲った前走だが、58キロの斤量に戸惑ってスタートでトモを滑らせたため。今回は56キロになるし本来の出脚が戻るはず。やはり逃げが理想だからね。状態もいいのでこちらも楽しみ」。

 モズフレミントンは再転入2走目からの連勝は7で止まったが、交流戦2着に一線級のそろった兵庫大賞典で4着。距離もピッタリか。「前走後も至って順調。状態は高いレベルで安定しているし、相手強化にヒルまなかった前走内容から馬自身も着実に力をつけている。相手関係は未知だが、ウチへ来てからの初輸送を無事クリアできれば楽しみ」。

 ハタノリヴィールは3着だったが距離不足の1400mで0秒2差。あらためて復調を印象づけた。この距離なら競馬もしやすいはず。「忙しい距離にも対応できたし、ようやく能力と体がかみ合ってきた感じだね。距離が延びればこのメンバーでもそこそこやれないかな」。

 ストーミーワンダーはご存じ笠松の筆頭格。取り消しが続いて少しあいたが、距離は守備範囲だし、地元での一戦。当然期待したくなるが。「前開催のプランもあったが、物足りない面があったのでスライド。ひとまず息はできているが、ブランク明けの重賞メンバーでどうかだね」。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 2→1 1→2 2→7 7→2 2→3 3→2 2→9 9→2
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