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■2019年6月11日
第49回 愛知県知事杯 東海ダービー(SP1)(サ オープンサラ系3歳 別定(名古屋)
11戦無敗で戴冠 今年こそ!
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 今年も10戦10勝の牝馬・エムエスクイーンが東海ダービーに駒を進めてきた。昨年のサムライドライブは惜しくも敗れてしまったが、それでも2着。今年はこれを追いかける面々のほうが逆に?だけに、無敗でのダービー制覇が濃厚とみた。次位グループは万全でなくてもゴールドリングアンタエウス、地元でなくてもフォアフロントといった実績馬を上位に。マコトネネキリマルマイネルゾンタークといった上り馬はそれらが走らなかった場合に浮上。

 エムエスクイーンは着差はそうでもなかったが久々、馬体減などを考えればさすがと言うべきだろう。反動もなく順調にきているとなれば! 「この馬本来の軽快さが戻ってきたね。前走からさらに良くなっているから当然、期待は大きいよ」。

 ゴールドリングはアンタエウスを物差しにすると?かもしれないが、その後の2走は牝馬限定戦とはいえ全国交流。中間は必ずしも順調とは言えなかったが、女王のハナを叩ければ!? 「ちょっと気になる点があって休ませていた。前走の走りができれば遜色ない勝負になると思うが、今回は割り引く点があるからね。強気なことは言えない」。

 アンタエウスはこの2走は並の馬なら上々の結果だが、この馬にしては物足りなさが。ただ、目標はあくまでもここだった。奮起せよ。「高知遠征はやめて地元に切り替えましたが、まだトモの具合が本来のものではないようです。一度きりの舞台なので現状できる限りの仕上げはしたつもりですが。枠順によってはブリンカー着用も考えています」。

 フォアフロントは先行有利の馬場も考慮し早め早めの競馬で重賞初制覇。レース巧者だし、コース経験も豊富。波に乗ってもう一丁がある? 「中間もいいラップでやれているし、動きだけなら前走よりいいくらい。力の要る馬場に替わってこの距離に対応できるかが鍵だが、前々でロスなく立ち回れれば」。

 マコトネネキリマルは4月に来て4戦4勝。時計や相手関係はともかく、前走では中央交流を勝利している。距離を味方にできるようなら。「中央で2000mを経験しているとはいえ芝ですからね。実質は初めてのようなもの。1400mから一気に500mの延長は戸惑うのではないでしょうか。これまでとは相手も違いますし、どこまでやれますか」。

 マイネルゾンタークは転入後4連勝の内容から1組でもと思ったが、まさかの連敗。重賞でさらに強いのがいては強調もしづらいが、代打は先週の笠松・飛山濃水杯で重賞初制覇を飾った渡邊騎手。ノッてる騎手に乗れ? 「1800mの経験がありますし、距離自体は合うと思います。ただ、これまでとは相手が違いますからね。流れに乗れた場合にどこまで」。



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馬単 1→3 1→10 1→8 1→7 1→12
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