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■2019年10月3日
第19回 サンライズカップ(門別)
全国レベルの実力馬ヨハネスボーイが重賞V2
ケイバブック 對馬 大樹

【結論】
 北海道2歳優駿の前哨戦。同じ1800メートルが舞台ということで目が離せない一戦となった。ヨハネスボーイはブリーダーズGJCを優勝。芝に挑戦したこの2走でもJRAの強敵と互角に渡り合った。芝も走るが、ダートでも今年の2歳の中ではトップレベルの実力と言える。初対決の馬もいるが、これまでの経験値の高さからも、主役は譲れない。相手は門別で10割連対と底を見せていないアジュバントが有力。ブリーダーズGJCの2着馬だし、1800メートルも前走の内容を見ればOK。一角を崩せば、地力強化目立つティーズダンクか。今回は鞍上に宮崎騎手。2週連続重賞勝ちのジョッキーを背に金星を狙う。栄冠賞優勝馬バブルガムダンサーも前走以上の気配。牡馬相手で距離も更に延びるが、そこは同馬の底力に注目。中間の動きが目を引いたスティールペガサスバックストッパーも軽視できない。

【詳細解説】
 ヨハネスボーイはブリーダーズGJCの勝ち馬で、芝に挑戦したクローバー賞、札幌2歳SでもJRAの強豪相手に善戦。間違いなく全国レベルの実力馬だ。ダート1800メートルは初めてだが、1700メートルで重賞勝ち、芝で1800メートルを経験しているのは大きな強み。本番は10月31日の北海道2歳優駿だが、前哨戦でも地元馬同士の一戦なら負けられない。

 アジュバントは前走、芝のコスモス賞で5着と健闘。、地元門別では4戦オール連対と底を見せていない。1700メートルで2勝、2着1回と中距離経験は豊富だし、前走の内容なら100メートル延長も問題はないはず。ブリーダーズGJCではヨハネスボーイに負けたが、その時よりもパワーアップしている今なら逆転も狙える。

 ティーズダンクは栄冠賞、ブリーダーズGJCと掲示板に載れなかったが、末脚を強化したこの2戦でレース内容が一変。持ち時計を詰めて2勝目を挙げた前走に成長した姿がハッキリ見て取れた。3度目の重賞挑戦だが、過去2回とはデキが違う。鞍上も2週連続で重賞を勝っている宮崎騎手なら心強い。一発あっても驚けない。

 バブルガムダンサーの前走はスタートで後手。内回りで後方からの競馬となる厳しい展開。それでも大外を回って最後4着まで押し上げたところは栄冠賞馬の底力だろう。負けたとはいえ、この馬の力を再確認。今回は外回りの1800メートル。スタートで後手を踏んでも直線の長いこの舞台なら力を発揮できるはず。改めて注目。

 スティールペガサスはブリーダーズGJCで初めて連対を外したが、前走のオープン特別で2勝目を挙げた。素質はここでも見劣らない。相手は強いが、9月29日の坂路調教で自己ベストを記録。デキの良さでは負けていないし、立ち回り次第で上位の一角へ。

 バックストッパーはデビュー以来、ここまでの5戦はすべて1700メートル戦に出走。中距離経験は豊富。この中間は古馬相手に本馬場追いで好時計をマークするなど、デキに関しては文句なし。重賞初挑戦になるが、流れ次第で上位争い可能。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 10→5 5→10 10→7 7→10 10→9 9→10 10→2 10→8