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■2019年10月17日
第58回 ゴールドウィング賞(SP1)2歳 オープンサラ系2歳 別定(名古屋)
先を見据える インザフューチャー
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 9月18日の認定競走で好勝負を繰り広げたインザフューチャーエムエスオープンの首位争い。上積みを加味すれば今度は初めからこちらだろう。後者は前走も勝てなかったのは痛恨だが、それも競馬。この日程で出てくるからにはといったところか。続いては10月2日の認定競走でエムエスオープンに先着しているフクダイトウリョウビックバレリーナ。あれだけでエムエスより上とは言えないが、こちらの2頭もまだ上乗せが見込める。あとはグラムロックがどこまで。

 インザフューチャーは初距離、3カ月ぶりをものともせず、しかもライバルとのマッチレースを制してだから価値がある。上積みも大きい。「前走後はここを目標に本数をこなして、納得できる状態に仕上がりました。しっかり結果を出して、11月27日の兵庫ジュニアグランプリへ向かいたいですね」。

 エムエスオープンは僚馬エムエスクイーンと重なってつい期待も大きくなるが、応えられるものはあると思う。前走だけで下げられない。「レースの間隔が詰まってきているから、この中間は意識的に時計を出さないよう乗り込み主体。ここにきてゲートでゴソゴソするようになったし、集中力を欠くようなしぐさを見せるのが気になるね」。

 フクダイトウリョウは認定勝ちには手が届かなかったが、短期放牧明け3走目でここは悪くないローテ。距離を味方にすることができれば。「追い切りは長めから流したので速い時計は出ませんでしたが、仕上がりは順調です。今回はチークピーシズを試してみようと思います」。

 ビックバレリーナはインザフューチャー同様、初距離、久々で認定善戦。2走目はあと少しの場面。厩舎の期待が大きいだけはありそうだ。「前走は押し切ってくれたと思ったが…。まあ競馬だから仕方がない。使って順調だし、折り合い面は何ら問題ないから、距離はむしろ望むところ。今回も楽しみだよ」。

 グラムロックは8馬身差はともかく、1分30秒9で勝った3走前で能力の一端は示している。気持ちが走る方に向けば、この相手でも。「反抗的な面ばかり見せて、前走も早々と競馬を放り出してしまった。馬っぷりや攻め馬の動きから素質は感じるので、メンタル面の成長が待たれるね。騎手の進言もあったし、今回はチークピーシズを試したい」。



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馬単 2→1 2→3 2→10 2→4 1→2
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