おすすめ注目レース
■2019年11月7日
第62回 道営記念(門別)
リンノレジェンドが今年の道営王者に輝く
ケイバブック 對馬 大樹

【結論】
 昨年の優勝馬スーパーステションがいないとなればどの馬にもチャンスがありそうだが、今年は3歳馬のリンノレジェンドに期待。大井の黒潮盃も強かったが、盛岡のダービーグランプリで2000メートルを鮮やかに逃げ切ったスピードは文句なし。軌道に乗った今なら重賞3連勝で道営王者に輝くか。オヤコダカは昨年調子を崩して道営記念に参戦できなかったが、3年前と一昨年の2着馬。このレースに懸ける意気込みは相当なものがある。今年完全復活を果たしただけに、3度目の正直で優勝を目指す。ヒガシウィルウィンはジャパンダートダービーを勝っている実力馬。門別では4着以下がないし、前走以上のデキなら当然好勝負に。3連勝で瑞穂賞を制したバルダッサーレ、道営記念は2年連続3着のドラゴンエアル、一昨年の優勝馬ステージインパクトにも注意。

【詳細解説】
 リンノレジェンドは三冠レースは無冠に終わったが、その後は大井の黒潮盃、盛岡のダービーグランプリで重賞2連勝。いずれも完勝で、今年の3歳馬のレベルの高さを改めて証明した。ここに来ての成長力も相当なもの。古馬の一線級相手でも軌道に乗った今ならチャンス。

 オヤコダカは昨年不出走だったが、2016年、2017年の道営記念で2着に来ているように実力は確か。復活を懸けた今年は、ここまで6戦して2勝、2着3回、3着1回の活躍。本来の姿に戻ったし、今年のメンバー相手なら悲願の道営記念制覇も夢ではない。

 ヒガシウィルウィンは旭岳賞で3着、瑞穂賞で2着。地元復帰後は重賞勝ちはないが、着実に良化を辿っているのがわかる。3歳時に東京ダービー、ジャパンダートダービーを制した実力馬。このメンバー相手なら力量差なし。久々の重賞Vも可能。

 バルダッサーレは道営転入後、無傷の3連勝。前哨戦の瑞穂賞でヒガシウィルウィン、オヤコダカを負かしたのだから、この強さは本物だろう。門別2000メートルは初めてだが、他場での2000メートルの経験は豊富だし、距離延長は問題ない。4連勝で道営王者を狙う。

 ドラゴンエアルは重賞で入着止まりでも、決して大崩れしているわけではない。8歳馬だが、前走は条件特別をしっかり勝って実力健在をアピール。道営記念は一昨年、昨年と連続3着。今年はそれ以上の着順を目指す。

 ステージインパクトは一昨年の道営記念の覇者で、門別2000メートルは6戦して5割連対と相性は上々。今季の成績は物足りないが、スーパーステション不在の今年のメンバーなら一発あって驚けない。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 8→11 11→8 8→1 1→8 8→7 7→8 8→9 8→6