おすすめ注目レース
■2020年6月4日
第24回 北海道スプリントカップ(門別)
実績上位マテラスカイがスピードで圧倒
ケイバブック 對馬 大樹

【中央所属馬の評価】
 ショームは中央、地方交流競走を通じて今回が重賞初挑戦。全5勝は1400メートル以上だが、前走で1200メートルにも対応できる走りを見せた。2度目の1200メートル戦なら前進必至。

 スズカコーズラインは全7勝中、ダート1200で5勝と距離適性は十分。前々走の大和S(オープン)では2018年の北海道スプリントCを優勝したテーオーヘリオスに快勝。上位の一角へ。

 ノボバカラは先週のさきたま杯(JpnII)を勝って連闘になるが、予定通りのローテーションだけに不安はない。北海道スプリントCは過去2度走って2着(2016年)、3着(2019年)と好相性のレース。鞍上は2016年にハナ差2着だった桑村騎手。悲願の初優勝を狙う。

 マテラスカイは新型コロナウイルス拡大感染の影響でドバイ開催が中止となり、ローテーションが変更されたが、前回の海外遠征(サウジアカップ)から戻った後も十分乗り込んできたし、仕上がりは上々。2018年JBCスプリント2着、2019年ドバイゴールデンシャヒーン2着と実績は断然。1200m戦ならスピード上位は明白。ベストの条件で久々のタイトル獲得へ。

【他地区所属馬の評価】
 スティンライクビーは岩手に再転入してからは1400~1600メートル中心の競馬。今回は久々の1200メートル戦。忙しい流れに対応できるかどうか。

 ハヤブサマカオーは南関東ではA2で活躍しているが、今回は重賞で相手が違う。昨年末の兵庫GTではノボバカラに1秒4離された。ここは厳しい。

【ホッカイドウ競馬所属馬の評価】
 フジノパンサーは、前走、北海道スプリントCトライアル競走を快勝。休み明けを2度叩かれ、デキは更に上昇。昨年(7着)以上の成績を目指す。

 ソルサリエンテは、北海道スプリントC初挑戦だが、門別1200mでは、23戦して15勝、2着5回。連対率8割超えを評価。重賞でも注意。

 ニットウスバルは転入緒戦の前走を58キロで完勝。元JRAオープンの力は伊達でなかった。重賞でも通用するスピードがあるし、一発十分。
 
 メイショウアイアンは昨年のこのレース2着馬。10歳になったが、力の衰えはまったくないし、ひと叩きされて前走以上のデキ。今年も楽しみ。

 ジョウランは復帰戦の前走は重めの影響で直線伸びを欠いたが、4角で見せ場を作ったように地力は十分。昨年のエトワール賞の覇者。2戦目で前進。
 
 オールドベイリーは元JRAオープン馬だが、転入緒戦の前走が平凡な内容。ひと叩きされてどこまで変わるか。

 キタアルプスは一戦毎に調子を上げているが、今回はダートグレード競走で相手が強い。持ち時計でも見劣る。

 ガンジーの前走はペースが落ち着いたこともあり、流れに乗り過ぎて持ち味を生かせなかった。ハイペースの末脚勝負なら出番があっていい。

 ツルマルパラダイスは今回は格上挑戦だし、これまでとは相手が違う。デキは悪くないが、恵まれても入着まで。

【解説者の予想】
海外重賞でも活躍しているマテラスカイが今年は参戦。ドバイ開催が中止となったことで、ここにローテーションを切り替えたが、稽古量は十分すぎるほど。門別に早めに入厩し、直前は本馬場入りして砂質を確かめるなど態勢は万全。鞍上も門別コースを熟知している武豊騎手。同馬にとって1200メートルはベストの舞台。更なる勲章を掴む。相手は先週のさきたま杯を優勝したノボバカラ。このレースは過去2回走って、2、3着と好相性。連闘も元気一杯だし、森厩舎のワンツーを期待。スズカコーズラインショームもJRAでオープン特別を勝っているように実力は確か。この2頭が一角崩し候補とみたが、地元勢も今年は好メンバーが揃った。転入緒戦を58キロで完勝したニットウスバル、昨年の2着馬メイショウアイアンも連下で一考。

◎マテラスカイ
○ノボバカラ
▲スズカコーズライン
△ショーム
△ニットウスバル
△メイショウアイアン



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馬単 9→7 7→9 9→12 12→9 9→4 4→9 9→3 9→13