おすすめ注目レース
■2021年9月10日
東海クラウンA1 特別サラ系一般 別定(笠松)
予行演習を信頼 ヒルノデンハーグ
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 転入馬8頭対、待機馬4頭という構図。ただでさえ久々なのに、これでは輪をかけて難しそう。だが、ここの待機組は叩き台となった開催演習の内容がいずれも悪くない。今回はそれを信頼してみることにした。中ではC級馬同士とはいえ、軽く回ってきて好時計を叩き出したヒルノデンハーグを狙い撃ち。もともとはオープンでもと言われていた存在で、9歳になっても動けそうな雰囲気。それならば。以下、ダルマワンサシゲルグリンダイヤナラの順。転入組ではマイネルズイーガーエネスクとしたが。

◎(6)ヒルノデンハーグ…形としてはC級からの格上挑戦だが、昨年春に転入してB-2、B-1を快勝し、くろゆり賞で穴人気した馬。ここでも遜色ないどころか、優位感すら漂う。中央の3勝は1800mだ。「裂蹄から休養が長引いてしまったが、演習を見ての通りで臨戦態勢は整っている。遜色ない走りができそうに思うよ」。

○(9)ダルマワンサ…当初、短距離の差し馬的な見方もあったが、1900mの岐阜金賞を快勝して幅を広げた。この顔ぶれなら実績上位の存在。好仕上がりでもある。「今週もしっかり負荷をかけたし再開に向けてやれるだけのことはやった。今なら距離もOK。すっきり勝って次につなげたいね」。

▲(2)シゲルグリンダイヤ…中央時は未勝利条件とはいえすべて掲示板という戦歴。南関東はさっぱりだったが、当地ではその安定感を引き継いでいる。ここも相手なりにやれそうだ。「至って順調な調整過程。ひと叩きして一段とパワーアップしている印象だし、距離が延びるのもいい。やれるんじゃないかな」。

△(11)ナラ…昨年22戦して(82012)だが、地元に限れば(8102)。今回は1組だが、この相手ならノーチャンスではない。「スパルタで使ってきた馬だから馬体増はいい傾向。納得の仕上げだが、オープン相手となると距離は微妙に長い感じだね」。

×(10)マイネルズイーガー…今だと短い距離のほうがいいかもしれないが、中央時の良績は芝とはいえ1800m。現状はタメてひと脚使いたい。「いくらか息遣いに問題のある馬だが、併せ馬の動きがやけにいいんだ。最近走っていないが、当地で化けてくれないかな」。

×(8)エネスク…園田初戦の2着は、のちに笠松GPで3着したナリタミニスターに先着している。この鞍上だし狙いたくなるが、攻め過程からは微妙な面がなきにしもあらず。「転入当初は弱いところがあって満足に乗れなかった。やっとピッチは上がってきたが、良化途上の感は否めない。使ってからでは」。 



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 6→9 9→6 6→2 2→6 6→11 11→6 6→10 10→6 6→8 8→6
 初心者にオススメ!AI予想