おすすめ注目レース
■2021年9月16日
第21回 イノセントカップ(門別)
決め手強烈レディーアーサーが重賞初V
ケイバブック 對馬 大樹

【結論】
 今年の栄冠賞のレベルの高さは、その後の重賞、オープンの上級認定競走を勝ち上がった顔ぶれを見てもはっきりしている。栄冠賞3着の(2)レディーアーサーはコンデションを落としてレースが開いたが、2週続けて坂路で好時計をマーク。もう体調面に不安はない。栄冠賞で見せた脚が使えれば、重賞初制覇のチャンス。強敵は栄冠賞2着の(7)プライルード。前走後はここを目標に順調な仕上がり。稽古の動きを見てもパワーアップは必至。V候補の一頭。2戦2勝の1200メートルで前走の汚名返上に燃える(1)エイシンシュトルム、この距離なら時計面で見劣らない(3)クラサーベル、ブリンカー効果でレース内容が良くなった(4)バウチェイサーも圏内評価。

【詳細解説】
 ◎(2)レディーアーサーは、新馬勝ちは逃したが、アタックを完勝。続く栄冠賞は3着も強烈な決め手を見せて2着とはタイム差なしの競馬だった。好時計で能検を合格したのが伊達でなかったことを証明。今回はエーデルワイス賞を視野に入れてのレースだが、ここでV争いなら本番でも有力。

 ○(7)プライルードは新馬戦を好内容で勝ち上がると、栄冠賞は0秒2差2着。重賞制覇は逃したが、能力の高さは今年の2歳の中でも間違いなくトップレベル。夏場を休養してここから再始動になるが、パワーアップした姿は稽古の動きにもハッキリ。いきなり注目。

 ▲(1)エイシンシュトルムは前走のサッポロクラシックカップで8着。この結果をどう捉えるかだが、相手強化もあるが、それ以上に不良馬場でのレコード決着で道中から相当な負荷がかかっていたのも事実。今回は2戦2勝の1200メートル戦だし、良馬場で見直したい。

 △(3)クラサーベルはここまで8戦と今回のメンバーの中では最多のキャリアを誇る。それで掲示板を外したのは、僅か1回だけ。オープンで3度入着はここでも威張れる内容だし、1200メートルの持ち時計も上位。重賞初挑戦でも今のデキなら軽視禁物。

 △(4)バウチェイサーは初ブリンカーの前走で大幅に持ち時計を詰めてきたように効果は見られた。今度は重賞で相手は強いが、まだ伸びしろが見込めるし、ここで上位争いに加わってくるようなら今後にも期待が持てそう。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 2→7 7→2 2→1 1→2 2→3 3→2 2→4