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■2017年11月22日
笠松グランプリ(SP1)(笠松)
勲章にかけて負けられぬ トウケイタイガー
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 ゴールド争覇では0秒1ながら差されてしまったトウケイタイガーだが、相手はあのカツゲキキトキト。先週の東海菊花賞でも楽勝を決めており相手が悪かったまで。かきつばた記念勝ちに敬意を表してこの馬を本命視。3連覇が懸かるラブバレットはもちろんいいところだが、不気味なのは前走が怪時計のエイシンヴァラー。1月だが中央のジャニュアリーSを勝っている。カッサイポルタディソーニダイヤモンドダンスらは前記3頭の凡走待ちだろう。

 トウケイタイガーは東海桜花賞、かきつばた記念を連勝し、短距離戦線の主役に躍り出た。前走は相手が悪かったまで。行ってしまえば。「動きは前走時と変わらないが、全体的な雰囲気は今回の方がいいね。初馬場も気にしなくていいだろうし自分の競馬ができれば結果は出ると思うよ」。

 エイシンヴァラーは大井ではいいところなしだったが、園田初戦で元中央オープン馬らしい圧巻の勝ちっぷり。時計勝負は望むところだ。「前走時までは前向きさに欠けていたが、今回の追い切りは前進気勢にあふれる動きだった。中央実績通りの雰囲気が出てきたし、この相手でも自信を持って臨めるほどいい仕上げができたよ」。

 ラブバレットは一昨年は好位から昨年は自ら逃げてレコード勝ち。クラスターCでもレコードのクビ差2着。スピードに衰えなどない。「前走は最後に決め手の差が出たけど、休み明けで距離も少し長かったからね。当初より予定していたここに向けていい叩き台になった。その後は順調にきているし、3連覇を特に意識することなく普段通りの競馬をしてくれればと思う」。

 カッサイは距離不問の活躍を見せるが、ベストは中央未勝利勝ちのこの距離か。園田FCスプリント2年連続2着で遠征実績もある。「夏負けも取れて最近では一番いい仕上がり具合。笠松での競馬は初めてになるけど、ウチの厩舎との相性がいい競馬場なので相手は強いが何とか善戦してほしい」。

 ポルタディソーニは3歳全国交流秋の鞍を制すとゴールド争覇ではキトキト、トウケイに続く3着で古馬相手にもメド。今回は54キロだが、それでも。「前走は古馬との斤量差があったためか、割と楽に追走できた。仕掛けて出て行くと掛かりやすいので、今回もそのあたりが鍵かな。力をつけているから期待感はあるよ」。

 ダイヤモンドダンスは2組とはいえ取り消し明け、距離不足の前走が強かった。1600万からの転入で陣営の期待の大きい馬。上積みも大だ。「状態は前走以上。この条件だと後ろからになりそうだが、前は相当やり合ってくれそうな面々。しっかり脚をためてロスなく立ち回れば」。



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馬単 6→1 1→6 6→9 9→6 9→1 1→9
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