おすすめ注目レース
■2018年11月22日
第14回 笠松グランプリ(SP1)3歳以上 ・オープンサラ系3歳以上 別定(笠松)
地元馬の奮起が見たい!
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 過去5年、他地区馬にやられっぱなしの笠松グランプリ。今年も4連覇を狙うラブバレットにGレースウイナーのエイシンバランサーエイシンヴァラー。高知からサクラレグナム、北海道からタイセイバンデットがはるばるやってきており、上位をにぎわしそうだ。が、今回の地元勢は粒ぞろい。中では2018笠松のベストオブ「上がり馬」ストーミーワンダーの一角崩しに期待してみたが、果たして?

 ストーミーワンダーは昨年秋に転入後(9302)でA級まで上がってきた笠松屈指の昇り馬。A級入り後は勝てていないが、崩れていないし、全国交流重賞のゴールド争覇でも0秒4差。渾身の仕上げを施してきたし、リーディング起用で一発を狙う。「オープンでは勝ち切れていないが前走もうまくさばけていればの脚勢だった。相手はそろったが、体調は万全。あわよくばの気持ちでいる」。

 ラブバレットは現在、このレース3連覇中。「砂が合うのかここに来るとすごく走りが良くなる」とか。長距離輸送の遠征が続くが、このコースなら克服してみせる! 「遠征続きの前走で馬体重の増減がなかったので、数字上は少し重いような気もしますが、動きなどは特に変わらないと思います。例年よりメンバーが強くなった印象はありますが、相性のいいコースで今年もいい結果が出せればと期待しています」。

 エイシンバランサーは佐賀Jpn3・サマーチャンピオン勝ちはもちろんだが、サマーCでコースを経験しているのは強み。準備は万端。「前走は慣れない位置取りとなったことで馬が戸惑ってしまったね。中間は予定通りの調教をこなして元気一杯。強い相手はいるが笠松の馬場は合うし、勝ちを意識して臨むよ」。

 エイシンヴァラーは伏兵にやられた前走は疲れが残っていたとか。昨年の2着馬だし、高知Jpn3・黒船賞の勝ち馬でもある。立ち直りさえすれば。「前走は日程がきつく、やはり疲れが残っていたのだろう。この中間はしっかりとケアをして、最終追い切りは思っていた以上に感触がよかった。あとはレースで積極的に運べるようなら」。

 サクラレグナムはさきたま杯、東京盃で善戦。元中央のオープン馬だけに驚くことはないか。9歳だが、この組み合わせなら。「攻め馬は順調だし、相変わらず調子はいい。前走も勝ち馬とは差がなかったし、地方馬同士なら上位を目指して頑張ってほしい」。

 タイセイバンデットは昨年に比べると今年はもうひとつだが、初距離で2着だった前走をきっかけに、いい流れに持ち込める可能性は秘めていると思う。鞍上も不気味だ。「今シーズンはもうひとついい走りができていなかったのですが、前走で1600mを克服して持ち直した感があります。1400mになるのは好材料なので、先手が取れればチャンスはあるでしょう」。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 10→3 3→10 10→6 6→10 10→2 2→10 10→9 9→10 10→8 8→10
 初心者にオススメ!AI予想