おすすめ注目レース
■2018年12月12日
クイーン賞(船橋)
上位勢不在に加えハンデ戦で混戦模様ならブランシェクールにチャンス
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

【中央所属馬の評価】
 JRA勢の1番手はプリンシアコメータ。昨年のこのレースは、岩田騎手を背に1分51秒8と、過去9年で最も速いタイムで逃げ切った。今回56キロと昨年より1キロ増。同型の出方次第だが、2番手で我慢が利けば好レース。

 ハービンマオは関東オークスに勝った3歳馬。ここ2戦ひと息も、今回53キロなら展開次第で持ち味の差しが生きるか。

 アイアンテーラーはハナに行ってこその馬。JBCレディスクラシックでも果敢に逃げて1.7秒差8着。4走前は左回りの中京1900mをレコードで逃げ切っている。54キロは恵まれた。

 サルサディオーネも控えては持ち味が生きないタイプ。JBCレディスクラシックではアイアンテーラーの2番手を進んだが、踏ん張り利かず12着。54キロは恵まれたが外枠だけに今回は譲らない可能性もあり、そうなればハイペースは必至だけに、展開のカギを握っている。

【地方所属馬の評価】
 地方勢の中心は、大井のブランシェクール。レディスプレリュード2着は、勝ったプリンシアコメータをマークし、アタマ差まで迫った。今回は54キロと2キロ差あり、鞍上も吉原騎手なら逆転は狙っているはず。JBCレディスクラシック11着の影響の有無がカギ。パドック注意。

 北海道のアルティマウェポンはレディスプレリュード3着以来。こちらはさらに軽い52キロで出走だ。レディスプレリュードでは後方から終いの伸びも良く、展開次第ではチャンスある。唯一の不安は左回りで、川崎で1戦し14着だった。

 船橋のオルキスリアンはA2で格下も、関東オークス、ジャパンダートダービー2着の母に、キングカメハメハという血統。51キロとハンデに恵まれたし、素質開花なら好レース出来る。

 北海道のタイムビヨンドはこのレース過去2年3、5着。今回も51キロとハンデに恵まれ、ここは適条件でもあるが、4~5歳時の勢いにはない近況。

 大井のラインハートは昨年3着。道中不利あり、直線で立て直して伸びただけに価値ある。以降ひと息で、最近2走は2ケタ着順、さらに今回大外だけに、気楽に乗って持ち味が出れば。

 名古屋のラモントルドールは夏場の状態からは立ち直った感じだが、逃げて3着の前走が現状では精一杯の競馬か。ここは相手と展開が厳しいだろう。

 川崎のドンナディヴィーノはB1級。自己条件をなかなか抜け出せない現状では難しいだろう。

【解説者の予想】
 常識的には昨年1分51秒8の好タイムで快勝したプリンシアコメータが連覇を狙う、だが、控えたレディスプレリュードではブランシェクールとアタマ差と意外に味がない。さらに今回2キロ差ならブランシェクールの逆転は可能だろう。展開的にもアイアンテーラーサルサディオーネと同型が揃い、共倒れの危険性もある。
 混戦ならアルティマウェポン、3歳ハービンマオも展開次第でチャンスは巡ってくるはず。アイアンテーラーも逃げ争いに勝利できれば、あとはマイペースになる。
 逆に、混戦待ちならオルキスリアンタイムビヨンドで、51キロの恵量活かして上位を狙ってくるだろう。

◎ブランシェクール
○プリンシアコメータ
▲アルティマウェポン
△ハービンマオ
△アイアンテーラー
△オルキスリアン
△タイムビヨンド



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 3→9 9→3 3→1 1→3 3→8 8→3 3→7 3→2 3→5