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■2019年3月21日
第21回 黒船賞JpnIII[指定交流] 4歳以上サラ系4歳以上 別定(高知)
サクセスエナジーがベスト舞台で躍動
全国公営競馬専門紙協会

【JRA所属馬の評価】
サクセスエナジーは地方小回りの1400メートル戦に限ると3戦2勝(2)着1回とほぼパーフェクト。近走だけを見れば逃げがベストのように思えるが、昨年のかきつばた記念やさきたま杯の走りを見ると好位インを器用に立ち回れるセンスも十分に備える。相手関係に怖さもなく、背58キロでも中心は不動。

キングズガードは当レース2年連続(2)着。確かに脚質的な勝ち味の遅さはあるが、昨年が先行有利の不良馬場だったことを思えば負けてなお強さが光る内容だった。高知以外の地方馬場でもすべて圏内にまとめており、発馬難があろうともこの舞台なら軽視はできない。

ヤマニンアンプリメは勝ち鞍こそ1200メートル戦に偏っているが、昨年の船橋マリーンCでは強豪牝馬相手に差のない(3)着と、マイル戦でありながら十分格好を付けている。この内容からも距離自体にそう不安はなく、近走の充実度からも侮れない存在。

テーオーヘリオスは近走成績で劣る印象も、2走前は多頭数の外枠が仇となり、前走は酷量の58キロを背負っていた。まだまだ見直せる余地があり、休み明けや内枠も比較的相性が良い。距離が延びる点も過去の実績から問題なく、流れに乗れれば台頭可能。

サイタスリーレッドはハイペースを粘り通した3走前カペラSの内容が秀逸。2走前は背58キロ、前走は出遅れとここ2戦は力を出し切れておらず、ここでスピードを生かす競馬ができれば昨年浦和オーバルスプリント完勝の再現があってもおかしくない。

【高知所属馬の評価】
サクラレグナムはこれまで地方ダートグレードに3度挑み、斤量を問わずすべて勝ち馬から1秒差内にまとめている。前走の鮮やかな勝ち振りからも充実振りが目立っており、地元舞台なら十分出番が見込めそうだ。

ミサイルマンは大井2歳重賞勝ち以降低迷が続いたが、前走の地元重賞制覇で完全復調。ただこれまで中央勢との対戦は一度もなく、ここでの経験値不足は否めない。

グレナディアーズは一昨年のダイオライト記念(4)着馬だが、近走内容を見ると当時ほどの勢いは感じられず、4走前の地元重賞ではサクラレグナムに完敗。ここではやや荷が重いか。

【他地区所属馬の評価】
クレセントシティーはキャリア7戦で連を外したのは僅か一度のみと、将来が楽しみな一頭。まだここで渡り合えるほどの実績は持ち合わせていないが、素質的な伸び代に期待する手はある。

エイシンバランサーは昨年の佐賀サマーチャンピオン覇者。近走はややリズムが悪い印象だが、2走前はゲート入れ直しで気持ちが途切れ、前走は初めてブリンカーを外したことで集中力を欠く走りに。巻き返しの余地はある。

キクノステラは2走前の兵庫ゴールドトロフィーで中央馬相手に(3)着好走。確かに軽量の恩恵は大きかったが、中央勢が作り出す淀みない流れが合うことは証明した。小回り1400メートル戦では崩れ知らずで、ここも展開次第で面白い。

ストーミーワンダーは笠松で着実に力を付けてきているが、笠松グランプリや黒潮スプリンターズCではサクラレグナムとエイシンバランサーに完敗。さらに中央勢が加わるとなると劣勢は否めない。

【見解】
 小回り1400メートル戦で抜群の信頼度を誇るサクセスエナジーが中心。58キロでもパフォーマンスが大きく鈍ることは想定しづらい。黒船賞2年連続連対キングズガードも流れや馬場状態次第で勝ち負けに。成長著しい5歳牝馬ヤマニンアンプリメ、実績劣るも近走より条件好転テーオーヘリオス、自らペースを作れればサイタスリーレッドの巻き返しも。地方勢では地元サクラレグナムに注意。

サクセスエナジー
キングズガード
ヤマニンアンプリメ
テーオーヘリオス
×サイタスリーレッド
×サクラレグナム



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 3→5 5→3 3→1 1→3 3→2 3→11 3→7 5→1 1→5 5→2
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