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【中央所属馬の評価】
無敗の3歳王者クリソベリルが参戦。前走のジャパンダートダービーは最後の1ハロンであっという間に3馬身突き放した。3歳55キロの恵量。兄クリソライトは14年の勝ち馬で、他の兄弟もマリアライトやリアファルなど活躍馬。初の左回りも苦にしない。
ヒラボクラターシュは今季佐賀記念を制した4歳馬。好位で流れに乗ったレースをし、グリムらと再三接戦を繰り広げたように競り合いに持ち込むのがこの馬のパターン。久々だけに状態がカギになる。
ロンドンタウンは佐賀記念、エルムステークスと中距離重賞を2勝。昨年秋にはソウルに遠征し、コリアカップをレコードタイムで制している。南関東は東京大賞典5着以来、左回りも苦にしない。あとはいかに上位に食い込むか。
アポロケンタッキーはこのレース前2年1、2着と得意としている。船橋コース自体【1-3-1-0】と相性は抜群。2016年東京大賞典勝ちなど実績は十分。帝王賞13着大敗も、過去にも大敗から巻き返した実績もあり、その点は気にしなくてもいい。
【地方所属馬の評価】
地方勢の唯一の希望はノンコノユメ。15年ジャパンダートダービー、18年フェブラリーステークスなど実績はメンバー中ナンバー1。今春南関東に転入し、帝王賞3着、サンタアニタトロフィーは58.5キロのハンデを背負って1着と力の違いを見せつけた。船橋コースはかしわ記念で4着2回の実績あり。
以下は苦戦だろう。キングニミッツは息の長い末脚が特徴も、今回9ヵ月ぶりの実戦。実績も地方重賞で2、3着が多く、ここは次走に向けて良い走りが出来れば。
ハクサンルドルフは今回転入初戦。JRA在籍時の良績はエプソムカップ2着など全て芝で、近況も2ケタ着順続きだけに、初戦は様子見が妥当だ。
ツィンクルソードはA2クラスの格下。JRA5勝は全て芝で、南関東転入後未勝利だけに厳しいレースになりそうだ。
笠松のコスモマイギフトは地元でも厳しい現状だけにどうか。イッセイイチダイも今夏盛岡のマーキュリーカップ、クラスターカップいずれも大敗だけに、ここで通用は疑問。キタノイットウセイは南関在籍時B2クラス。笠松A級でも勝ち切れないのが現実。
【解説者の予想】
ここはJRA4頭+ノンコノユメの争い。
◎はクリソベリル。ジャパンダートダービーの強さは、底知れぬ期待を感じさせるもの。クリソライト、マリアライト、リアファルなどが活躍する血統的背景。初の古馬相手も期待で、勝ちっぷりが焦点になる。
ノンコノユメはダートグレード競走での実績もあり、転入後も帝王賞3着、サンタアニタトロフィー1着と、まだまだ力がある。
ヒラボクラターシュ、ロンドンタウンは既に地方競馬での実績あるし、アポロケンタッキーは前走不振でも高い船橋適性がある。
クリソベリル軸も、相手は上位拮抗だろう。
◎クリソベリル
○ノンコノユメ
▲ヒラボクラターシュ
△ロンドンタウン
△アポロケンタッキー
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