おすすめ注目レース
■2019年11月21日
第15回 笠松グランプリ(SP1)3歳以上 ・オープンサラ系3歳以上 別定(笠松)
笠松の大将が迎え撃つ!
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 4走ぶりの激流に戸惑ったか、遠征後でいくらか仕上げが軽かったか。前走のストーミーワンダーは位置取りを悪くして4着に終わったが、今回は地元の大目標。あらためて。もう一頭狙ってみたいのが名古屋のアドマイヤムテキ。3戦3勝の勝ちっぷりが圧巻で、ここでも楽しみが勝る。遠征勢はいずれも怖いが、中ではケイマソイカウボーイエイシンエンジョイをピックアップ。ウインハピネスも当地最後で大仕事をもくろむ。

 ストーミーワンダーは地元に限れば昨年の笠松GP9着以来、6連勝中。いまや全国区、当時とは馬が違う。この日程で使えるのも何より。「前走は折り合い重視で臨んで消化不良の競馬に。この中間は本数を増やして負荷をかけたし、やれるだけのことはやってきたつもり。ここから次につなげていきたいね」。

 アドマイヤムテキは1勝クラスで頭を打っての転入だが、勝ちっぷりがオープン下とはいえケタ違い。ベストの1400mならもしかして!? 「ここを目標に順調な仕上がりを見せています。ハナには固執しませんが、すんなりとした競馬で進めたいですね。枠順が鍵となるでしょう」。

 ケイマはそういう馬場でそういう流れだったが、それにしても強い勝ち方。あの時計なら笠松でもと思うし、控えても競馬はできるので。「前走後も馬は元気でこのレースに向けて順調にきたし、今度もいい状態はキープしている。二の脚が速いから前には行くと思うけど、さらに相手が強くなるので、逃げにはこだわらず、自在な競馬をしたい」。

 ソイカウボーイは長距離輸送が気にならないのがいいし、前走で古馬短距離戦線にもメド。この日程で再び海を渡ってくる意欲を認めねば。「他馬が速かったこともありますけど、前走は本来の素軽さが見られなかった。休み明け3戦目で出来は上昇しているので、今回はパフォーマンスのレベルを上げられるはず。勝利をつかみたいところです」。

 エイシンエンジョイは片鱗は門別、大井でも見せていたが、兵庫へ転じて覚醒。7月サマーCの1分24秒9が光る。あの時計だけ走れば。「前走のダメージもなく中間は至って順調。今回もいい仕上がりに持ってこられた。相手関係は違うものの笠松コースは3走前に快勝しているのでいいイメージで臨めそう。ハナにはこだわっていないが、持ち味はやはり先行力。前々で粘り込む競馬で好勝負に持ち込みたい」。

 ウインハピネスはきっかけをつかむと連勝。これまでとは顔ぶれが違うが、南関東へ移籍の予定を延ばしてここへ。力が入らぬわけがない。「全体的にボリュームアップしている印象ですし、悔いのない仕上げができたと思います。相手強化でこの舞台に対応できるかが鍵になりますが、当地ラストランだけにいい競馬を期待しています」。



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馬単 3→5 5→3 3→12 12→3 5→12 12→5 3→2 5→2 3→9 5→9
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