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18日メインは岩手クラシック第二弾・ダイヤモンドカップ。好漢パンプキンズが二冠を制す

2019年08月17日

 今年、岩手クラシックは大幅見直しが図られた。昨年まで岩手ダービー・ダイヤモンドカップ→不来方賞→ダービーグランプリが岩手三冠。いずれもコース問わず2000mを舞台に行われた。

今年度から東北優駿を新設(名称、回数は復活)。"ダービーシリーズ2019"の一環に組み込まれ、「東北優駿(岩手ダービー)」を水沢2000mで実施。

それに伴い、岩手ダービー・ダイヤモンドカップが「ダイヤモンドカップ」へ名称変更。距離も2000mから1600mへ短縮された。

最終決戦は9月16日、盛岡ダート2000m「第51回不来方賞」。元々、岩手伝統の3歳ダービーは不来方賞。個人的には本来の姿に戻ったと思う。

頂点競走は10月6日、地方競馬全国交流「第32回ダービーグランプリ」。今年から舞台は水沢2000mから盛岡ダート2000mへ移行。

以上の変更により、岩手三冠→ダービーグランプリ→JBCクラシックの体系が確立。非常に分かりやすいレース体系となった。

あとはダイヤモンドカップが1600mで実施されるのが興味深いところ。三冠とも2000mは変化がないし、ダイヤモンドカップのイメージは創設当初の1800mから1600m。スプリンターにもチャンスがあるのは将来的にもプラスになるはず。

本命はパンプキンズで異論がないだろう。今季2戦目の準重賞・スプリングカップ(水沢1600m)を逃げ切り、東北優駿ではやまびこ賞でグレートアラカーに完敗した雪辱を果たした。

何よりも強調できるのは一戦ごとに力をつけていること。敗戦を糧に東北優駿では2000mを克服した。たとえグレートアラカーが後ろを追走エムワンピーコを意識したにせよ、スターリングローズ産駒が距離を克服したのには驚いた。

その後は北海道へ移動してリフレッシュ。BTCの坂路でも乗り込まれ、どんな形で戻ってくるか再会が楽しみ。

担当厩務員の鈴木君はずっとパンプキンズと苦楽を共にしてきた。水沢に戻ってきたのは7月29日。その後も順調に乗り込まれたそうだが、鈴木君が別の馬の下敷きになって背骨を圧迫骨折。場所が場所だけに非常に心配だったが、先週の盛岡開催で馬を引いていたのには驚いた。

おそらくコルセットを巻いているとは思うが、とても仕事をできる状態ではなかったはず。それでも彼は自身の意思で仕事に復帰した。すべてはダイヤモンドカップのために。

逃げがベストのタイプに1600m大外は微妙だが、他の馬とは実績が違う。順当に二冠を制し、不来方賞へ向かってほしいと願わずにはいられない。

ヤマトタケルは北海道から昨年暮に岩手入りし、1戦1勝から南関東へ移籍。3着最高だったが、岩手再転入後、<2.2.0.1>。出遅れを喫して8着以外はオール連対を果たしている。前走の3歳A級戦でも2着に5馬身差をつけて圧勝。弾みつけて重賞へ殴り込みをかけた。

リュウノボサノバは南関東1勝から転入。やまびこ賞、ウイナーカップで3着を確保した。東北優駿の時のように内に包まれると戦意を喪失するが、自分の競馬ができれば重賞通用を証明済み。岩手初勝利を飾って臨めるのも心強い。

ヒノキブタイは中央から転入後、5戦4勝。馬格にも恵まれてパワーで押し切るタイプ。前走タイムはヤマトタケルとほぼ互角なら相手強化でも狙いは十分に立つ。

ニシノヴォーカルは小柄な牡馬だが、パンチ力一目。切れ味が冴え渡っている。台風の影響による不良馬場は基本歓迎。前が速くなるようだと一気台頭。

エバーフレイムは2連勝をマークして3歳牝馬重賞・ひまわり賞へ挑戦。絶対的存在エムワンピーコには離されたが、2着ラフレシアオジョーとはハナ差3着。これでオープン通用のメドが立った。

◎(9)パンプキンズ
〇(6)ヤマトタケル
▲(3)リュウノボサノバ
△(7)ヒノキブタイ
△(2)ニシノヴォーカル
△(1)エバーフレイム


<お奨めの1頭>
6R スズヨローズ

休み明け2戦目をきっちり2着。上昇ムードで得意の水沢を迎え、今日こそ地力の違いを見せつける

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