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大山 真吾 騎手(兵庫)

2012年10月22日

兵庫の若手筆頭、大山真吾騎手。実は動物が苦手、でも馬は好き、なんだそうです(笑)。これまでの競馬人生を振り返ってもらいました。

秋田:デビューしてから10年目に突入です。これまでの騎手生活はいかがでしたか?

大山:もう10年ですか?!あっという間ですね。僕はすごく恵まれていると思います。最初からいろんな馬に乗せてもらえましたし、 いろんな経験もさせてもらえましたから。デビューした時に厩舎の先生が、いろいろなところに頼んでくれたことが大きかったですね。

秋田:周りからの期待や評価は気にしましたか?

大山:あんまり気にしていませんでした。毎日の調教やレースで必死でしたね。

秋田:2003年にデビューした時、当時のリーディングを見ると豪華な面々ですよね。

大山:小牧さんや、赤木さんとは短かったのですが、この騎手達と一緒に乗れたのは財産になったと思います。今になって生きているというのはありますね。

秋田:そんな中、2004年には新人でもう50勝!

大山:うーん。この年は騎乗停止など処分も多かったので、反省することの方が多かったんです。若さゆえというか......。

秋田:この年は、菊水賞で初重賞勝利もあげました。

大山:重賞に騎乗したのが2回目だったと思うんですが、ヤッターとうより勝っちゃったという感じでした。正直、僕自身が重賞の重みを分かっていなかったので。そういう意味では、今年勝った六甲盃の方が嬉しかったです。

秋田:2007年から2009年まで、3年連続で100勝以上、騎乗回数も1000鞍を超えています。この頃は、自信もついてきたのではないですか?

大山:そうでもないです。

秋田:でも、このメンバーの中で騎乗数を確保することも相当大変だと思うのですが。

大山:誰かが乗れなかった馬に乗せてもらったりだとか、良い感じに馬がまわってくれていたので、確保という意識はありませんでした。

秋田:この時は、リーディング5位まできました。その上の壁ってあるんですか?

大山:はい。リーディング3位以上の、その壁はものすごく高いです。技術的なことなど、上位の騎手との差を感じることはありますけど......。でも、そこを目指していかないと。

秋田:その壁を超えるにはどうすればいいと思いますか?

大山:うーん、何をすればいいのか......。それを常に考えている状態です。

秋田:2010年、大井競馬に所属して、南関東で期間限定騎乗しましたね。

大山:25歳以下の若手騎手という条件がもうこの年しか当てはまらなかったので、行ける時に行かないと、もうこんな機会ないと思いまして。南関東は頭数も多いし、馬群をさばくのも大変でした。それに、左回りに乗ったことがなかったので、川崎、船橋、浦和で乗れたのは良かったです。上手い人もたくさんいますから、良い経験になりました。

秋田:期間限定騎乗では、81戦1勝、2着5回、3着4回という成績でした。

大山:2着が1日3回という日があったんですよ。写真判定で負けたりして、悔しかったですね。たくさん乗せてもらえましたが、もっと勝ちたかったです。

秋田:去年は大きなケガがあり、長期離脱をせざるをえませんでしたね。

大山:5カ月くらいかかりました。落馬した時にその後立てなかったのでダメだなと思いました。病院でレントゲンを見たら、膝のお皿がクシャってなっていて。最初は2カ月って言われたんですが、リハビリしていくうちに2カ月じゃ無理だろ、って感じていて、そうしたらやっぱり無理でしたね。

秋田:不安や焦りは?

大山:焦っても仕方ないと思っていました。ちゃんと直さないと迷惑かけちゃうし。レースを見ると乗りたくなりますけど、でも見ていました。外から競馬を見るのも良かったというのは感じましたね。

秋田:園田競馬は、今年の9月からナイター競馬が始まりました。

大山:レースは明るかったですし、乗りやすかったですよ。特に初日はお客さんがたくさんいたので嬉しかったです。金曜のナイターってちょうどいいですよね。仕事終わって、お酒飲みながらなんていいじゃないですか。お客さんあっての競馬場ですから、もっと知ってくれるといいですね。

秋田:これまでに、思い出に残っている馬やレースを教えてください。

大山:デビュー2年目で、帝王賞に乗せてもらえたことがすごく思い出になっています(05年、ニューシーストリーで10着)。JpnIなんて、ここまで大きいレースに騎乗したことがなかったですし、ましてやお客さんもめっちゃ多かったから。感動というか、こんなところで乗せてもらって幸せ者だなと思いました。やっぱり、お客さんがたくさんいるとテンション上がりますね。僕はそういう状況だと、気持ちも乗っていくタイプなんで(笑)。

秋田:ライバルだと思っている騎手はいますか?

大山:同期の山崎誠士(川崎)には負けたくないなと思っています! 向こうは分かりませんけど(笑)。誠士は南関東でもけっこう勝ってますもんね。デビューの時はお互い新人賞をもらっていたりしましたし。

秋田:仲も良さそうですね(笑)。じゃあ、いつかはSJTなどで対戦できるといいですよね。

大山:はい。いつかそうなるといいですね!

秋田:騎手生活も10年目に入りました。これからの目標を教えてださい。

大山:正直、ちょっと伸び悩んでいるので、ガツンともう一皮むけたいですね。

秋田:では最後に、大山騎手の夢は?

大山:リーディングジョッキーです!!

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※インタビュー / 秋田奈津子

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