9月25日(火)に開催される金沢競馬のメインレースは、第11レースの「全日本鉄人レース賞」(A1級特選、金沢競馬場1500メートル)です。5頭立ての少頭数となりましたが、今開催のA級戦は前3走分の収得賞金順による特別編成となっていて波乱が続いているため、平穏に収まる気配はないような気がします。
◎3 サノラブ(牝4、鈴木長次厩舎)は中央500万下から転入してきて3連勝中の快速馬です。スタートダッシュが速く、コーナーに入ってもスピードが落ちないため、内枠を生かして先手を奪おうとする相手がいても、1コーナー外を回ってハナを奪い返せる強気があります。日本海スプリントを勝っているジッテとは初対決となりますが、今回も2コーナーまでに先頭に立って逃げる展開なら、4連勝が見えてきそうです。
○4 ジッテ(牡4、鈴木長次厩舎)もスタートダッシュの速さには定評があり、逃げると粘り強さを発揮するタイプです。初の1900メートル戦となった前走はゴール寸前でヤマミダンスに捕まる悔しい2着でしたが、距離が延びても単騎で逃げてしまえば粘り込める手応えはつかみました。今回は同厩舎のサノラブ、コウエイバラノマチがいて好位で控えるレースもありそうですが、先手争いを制してしまえば1500メートル戦なら一気にスピードで押し切れそうです。
▲2 ハルヲヨブオンナ(牝4、金田一昌厩舎)は前走直線入口でサノラブに突き放されて2着でしたが、4コーナー外を回って並びかけるまで迫りました。夏場に調子を落としていた時期もありましたが、涼しくなって持ち前の機動力が発揮できるようになっており、前を行くサノラブ、ジッテ、コウエイバラノマチの3頭がお互いにけん制仕合う展開になるなら、3コーナーから一気に動いて4コーナーでまくってしまうシーンもありそうです。
△1 コウエイバラノマチ(牡4、鈴木長次厩舎)は前走サノラブとの先手争いに敗れて2着でしたが、内枠に入った今回はハナ主張も考えられます。同厩舎の2頭を相手に先手を奪うことができるなら、前残りがありそうです。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 3⇔4・2・1(6点)
3連単(フォーメーション) 3→4・2・1→4・2・1 4・2・1→3→4・2・1(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)