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11月21日(水)の笠松競馬メイン第10レースは「薔薇特別」(C級14組(ロ)、笠松競馬場1600メートル)。
勝ち上がり組の好調馬同士の対決のうえ、フルゲートの10頭すべてが勢いあるフレッシュ3歳馬。見どころ多い見逃せないVバトルが繰り広げられるが、中心は◎2 シーアフェアリー(牝3、加藤幸保厩舎)。中央では芝中心に使われ、3着をはじめ2度の入着キャリアを持つ潜在能力の高いセンス馬でもある。事実、手探り面があり、しかも約2カ月ぶり実戦だった転入初戦の前走C級18組を4馬身差で完勝。ハイペースの流れを積極的に2番手を追走しながら早めの抜け出しで1分27秒7の抜群の勝ち時計で仕留めたのも能力の片りんだった。あらゆる面で多くの上積みが見込める移籍2戦目でもある。距離は1ハロン延長したが中央での3着はマイル戦(芝)で、大きなマイナスとも言えない。好調ライバルぞろいもワンランク上のスピードで連勝と行きたい。
シーアフェアリー同様に、時計上位の存在が○5 ボアソルチ(牝3、尾島徹厩舎)。時計の出やすい馬場だったとはいえ、前走の勝ちタイム1分27秒6は力が備わってなければ出せないもの。今秋転入後、2連勝と底を見せていない魅力もあり、中間の追い切りの動き、気配も絶好。転入3連勝も夢ではない。
▲10 シュバルツブリッツ(セン3、後藤正義厩舎)は前走C級22組を上がり3ハロン37秒0と価値ある高速ラップで仕留め、奥がありそうな好素材。スローで推移した前半の貯金がモノを言った勝利とも言えたが、決め脚のキレは際だっていた。走りっぷりからマイル戦はむしろ好材料。直線の決め脚比べに持ち込めば、出番到来だ。
中団から鋭く抜け出す味なレース内容で勝ち上がってみせた△8 ファストフラッシュ(牡3、尾島徹厩舎)に、体が絞れて前走一気に前進した△1 ウインリコルド(牡3、栗本陽一厩舎)も一撃の力を十分秘めている。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 2⇔1・5・8・10(8点)
3連単(フォーメーション) 2→1・5・8・10→1・5・8・10 1・5・8・10→2→1・5・8・10(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)
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