3月25日(月)の名古屋競馬メイン第12レースは「ペガサス座特別」(B級1組、名古屋競馬場1600メートル)。
前走勝利を飾った好調9頭がズラリと勢ぞろい。激戦ムードだが転入戦をインパクト満点の楽勝で飾った◎8 グレートブレス(牡7、今津勝之厩舎)から狙いたい。前走B級5組では好スタートを決めて主導権を握ると、ほぼ馬なりのままゴールまで悠々と逃げ切り、6馬身差勝利。直線では大畑雅章騎手が何度もうしろを振り返る余裕があったほど。中央はじめ、レベルが高い南関東地区でもまれた経験値とスピードの高さの証しだった。調教は依然軽めだが、転入戦を使われ、中間気配は確実にアップ。好調ライバルぞろいだが、難敵相手にもまれ、培ってきたスピードと力でねじ伏せるか。
実績上位の○9 ホウライフリート(牝4、藤ケ崎一人厩舎)も有力なV候補。復帰戦だった12月のC2こそ逃げた勝ち馬を捕らえきれず2着に終わったが、その後3連勝中。前走は同条件同距離の1組特別を逃げ切り快勝で仕留めた。デビュー以来【10・1・1・0】と12戦すべてで馬券貢献中の好素材でもある。互角の高い評価が必要だ。
メンバー構成をみると逃げ、先行が勝ちパターンのタイプが多く、速いレース展開が予想される。流れは差し馬向きで、▲4 プラチナクイン(牝4、迫田清美厩舎)も魅力ある1頭。典型的追い込み派で流れに左右される面はあるが、はまった時の末脚の破壊力は折り紙つき。前走がそうだったように7ハロンよりもマイルの方が持ち味も生きる。条件強化でも先行激化なら出番到来だ。
同タイプの先行派ぞろいで主導権奪りが好走への鍵になるのが△2 ウォーターレラ(牝4、塚田隆男厩舎)、△3 モズオラクル(牡4、安部幸夫厩舎)。ただともに前走の勝ちっぷりがよく、ロスの少ない内枠がプラスに左右する。注文はつくが、軽視できない存在だ。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 8⇔2・3・4・9(8点)
3連単(フォーメーション) 8→2・3・4・9→2・3・4・9 2・3・4・9→8→2・3・4・9(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)