3月21日(祝・木)の笠松競馬メイン第11レースは「第40回マーチカップ」(笠松競馬場1900メートル)。
4月25日のオグリキャップ記念のトライアルレースにフルゲート10頭が激突。東海地区の限定重賞とあれば、大の笠松巧者で実績上位の◎6 メモリージルバ(牡10、塚田隆男厩舎)が中心になる。前走の2月ウインター争覇では3番手から早めの抜け出しで3馬身差快勝。当地4回目の重賞制覇を成し遂げてみせた。今年10歳を迎えた大ベテランだがまだまだ衰えを知らない。ホーム名古屋ではこのところ成績が残せていない半面、笠松コースは【11・7・4・9】。相変わらずコンスタントに勝ち負けを演じ続ける。強さとモロさが同居するタイプでもあるが、得意の笠松重賞。V最短の存在だ。
潜在能力の高い○2 イブキ(牡5、法理勝弘厩舎)も魅力がある。昨秋転入後、中央1000万クラスの力を出しきれない走りが続いたが、移籍4戦目の前走を2番手から抜け出し当地初勝利。古巣相手のレベル高い中央500万下交流戦での価値ある勝利で、改めて能力を示した。新潟2歳ステークスGIIIでの3着実績からもっと高いレベルでの活躍が期待される好素材。ようやく軌道に乗ってきた感があり、逆転十分。
重賞・ウインター争覇では3着、イブキが勝利した2走前の中央交流戦でも好走4着など、▲9 デジタルフラッシュ(牡8、尾島徹厩舎)も勝ち負けに欠かせない1頭。中央時に中から長距離を主戦場にしていたスタミナ自慢でもある。息の長い自慢の末脚比べに持ち込めば、上位2頭との差はわずか。
昨秋の再転入後は勝ち切れず善戦止まりで、じれったい走りが続くが△7 ハタノリヴィール(牡6、井上孝彦厩舎)は昨年のこのレース覇者。キレ勝負では分が悪いが、持ち前のしぶとさが生きる消耗戦に持ち込めば。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 6⇔2・7・8・9(8点)
3連単(フォーメーション) 6→2・7・8・9→2・7・8・9 2・7・8・9→6→2・7・8・9(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)