レース展望・予想
■2019年12月27日
決め手上位フジヤマブシが巻き返すか「あての木賞」(金沢競馬)

変則日程で行われている金沢競馬は12月27日(金)が今年最後の開催となります。メインレースは第10レースの、オッズパーク杯「あての木賞」(2歳奨励・抽選馬、金沢競馬場1500メートル)となります。フジヤマブシ、カガノホマレ、ドンナフォルテの地元デビュー組が、ラストの2歳準重賞タイトルを巡って熱戦を繰り広げます。

◎4 フジヤマブシ(牡、黒木豊厩舎)は、前走の金沢ヤングチャンピオンで単勝1番人気に推されましたが、直線で伸びを欠いて5着に敗れました。終始内を進んで3コーナーを過ぎたあたりで先頭に並びかけた時には、決め手の違いで抜け出せるかと思われましたが、いつもの末脚が見られず、デビューから初めて連対を外してしまいました。その後はひと息入れられてここを目標に調整され、追い切りでは変わらずダイナミックな動きを見せています。今回の枠順なら内でもまれる心配はなさそうで、早めに外に持ち出して先行集団を射程圏に捕らえながら追走できれば、本来の爆発力が発揮できそうです。

○9 カガノホマレ(牡、菅原欣也厩舎)は金沢ヤングチャンピオンでは直線外から追い上げて4着とフジヤマブシに先着しています。休むことなく前走は2歳1組戦に挑み、逃げたドンナフォルテとゴール前まで競り合って2着でした。とらえきることはできませんでしたが、初めて連戦で使えたことは収穫で、体質面が強くなっています。引き続き追い切りでは余裕のある動きを見せており、今度こそ競り勝って新馬戦以来の白星を挙げたいところでしょう。

▲6 ドンナフォルテ(牝、金田一昌厩舎)は金沢シンデレラカップ、金沢ヤングチャンピオンと重賞で苦戦が続いていましたが、前走の2歳1組戦を逃げ切って巻き返しました。カガノホマレに4コーナーで交わされそうになりながらも、直線差し返して押し切った勝ちっぷりには、改めて底力の高さを感じました。北海道デビュー組が不在のメンバー構成ならスピード上位の存在で、今回もペースを握って直線の追い比べ勝負に持ち込めれば、勝負強さを発揮しそうです。

上位3頭以外で連絡みの可能性があるのは△2 ディヴェルト(牝、佐藤茂厩舎)です。前走は短期放牧明けもあって5着でしたが、金沢プリンセスカップ、兼六園ジュニアカップを制したハイタッチガールを差し切って勝った実績があります。前崩れの展開になれば出番がありそうです。

△10 シオジレア(牡、鋤田誠二厩舎)も末脚は切れます。金沢ヤングチャンピオンは鼻出血の影響もあって力は出せませんでしたが、乗り込まれた今回は変わり身があるかもしれません。

<おすすめの買い目>  この買い目で投票

馬単(マルチ) 4⇔9・6・2・10(8点)
3連単(フォーメーション) 4→9・6・2・10→9・6・2・10 9・6・2・10→4→9・6・2・10(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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