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前哨戦でも抜かりなしティモシーブルー「利家盃」（金沢競馬）

今週も日、火曜日の開催になっている金沢競馬ですが、5月24日（日）のメインは、第9レースの「第1回利家盃」（金沢競馬場2000メートル）です。先週のノトキリシマ賞と同じく今年から新設された重賞で、6月23日の百万石賞に向けての前哨戦になっています。

4月の金沢スプリングカップを制した◎7 ティモシーブルー（牡6、金田一昌厩舎）が、今回も人気の中心になります。冬休み明け初戦こそアタマ差の辛勝でしたが、前走は先行したタンクティーエーを直線で交わして先頭に立つと、後方から追い上げてきたグルームアイランドを寄せつけず、ゴール前堂々と抜け出して3つ目の重賞勝ちを飾りました。1カ月後のここを使うのは予定通りのローテーションで、追い切りでは引き続き前走並みの好タイムを計時しています。連覇がかかる百万石賞に向けても、3連勝を飾って本番に臨みたいところです。

相手候補はティモシーブルーとまだ対戦していないメンバーになります。○12 サノサマー（牡6、加藤和宏厩舎）は元中央5勝馬で、南関東では苦戦しましたが、金沢に来て転入初戦勝ちを飾りました。印象的だったのはその勝ちっぷりで、逃げ込みを図ったハクサンルドルフを直線外から猛追してアタマ差とらえる味なもの。とても届かないと思われた位置から、追うごとに伸びてきた末脚には驚異を感じました。中央時代に2100メートル以上で3勝を挙げており距離が延びるのは良さそうで、ティモシーブルーが相手でも追い込みを決められるか注目されます。

転入2戦目であっさり勝った▲9 サウスアメリカン（牡5、金田一昌厩舎）も上向いています。転入初戦は直線でサノサマーに捕まってしまい3着でしたが、前走は後方から追い上げてきたハクサンルドルフとゴール前たたき合って最後まで抜かせませんでした。切れる脚はないですが、追い通しでもバテないタイプで、スタミナはありそうです。今回も早めに直線先頭へ抜け出すレースができるなら、後続の追い上げを振り切ってしまうシーンが考えられます。

△6 ハクサンルドルフ（牡7、加藤和義厩舎）は、転入初戦で逃げて2着、前走は後方から追い上げて2着と勝ち切れていませんが、レースぶりは悪くありません。南関東のオープンで苦戦しましたが、金沢ならやれる手応えはつかんでいます。転入当初に比べて追い切りの動きも力強くなっており、距離延長でも前走のようなレースができれば、元中央5勝馬の底力が発揮できそうです。

△3 タンクティーエー（牡4、高橋俊之厩舎）は前走の金沢スプリングカップで3着も、ティモシーブルーに交わされる直線半ばまで先頭に立っていました。今回も前々で運んでどこまで粘り込めるかがポイントとなりますが、これまで2度連対している2000メートルなら後続を抑え込むシーンがあるかもしれません。

＜おすすめの買い目＞　

馬単（マルチ）　7⇔12・9・6・3（8点）
3連単（フォーメーション）　7→12・9・6・3→12・9・6・3　12・9・6・3→7→12・9・6・3（24点）

（文／中部地方競馬記者クラブ）

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