レース展望・予想
■2020年12月23日
金沢デビユー馬同士ならサブノタマヒメ「あての木賞」(金沢競馬)

火、水、金曜日の変則で開催されている今年最後の金沢競馬。12月23日(水)のメインは第10レースのオッズパーク杯「あての木賞」(2歳奨励馬準重賞、金沢競馬場1500メートル)です。

地元デビューの2歳馬による準重賞で、金沢ヤングチャンピオンで初めて土がついたサブノタマヒメが巻き返しを狙います。

◎3 サブノタマヒメ(牝、金田一昌厩舎)は前走の金沢ヤングチャンピオンで3つ目の重賞タイトル戴冠が期待されましたが、同厩舎のアイバンホーに直線競り負けて惜しくも2着でした。敗れはしましたが、3コーナーから先頭に立ったフューリアスを外から交わして直線入口で一度は先頭に立ち、直線半ばでアイバンホーに外から交わされながらも、ゴール前で再び詰め寄って食い下がった姿に改めて底力の高さを感じました。その後も休まずに乗り込まれており、30日に笠松で行われる北陸・東海交流のライデンリーダー記念にも登録はありましたが、あえて回避して地元の準重賞を使ってきました。来年の飛躍につなげるためにも、しっかり勝って今年を締めくくりたいところです。

○6 フューリアス(牡、高橋俊之厩舎)は前走の金沢ヤングチャンピオンでサブノタマヒメに直線入口で交わされながらも、3着に粘り込みました。JRA認定戦を逃げ切って初の重賞挑戦となった兼六園ジュニアカップでは逃げて5着に沈みましたが、好位で控えるレースになっても最後まで崩れなかったのは収穫でした。走るごとに馬体に厚みが増しているだけでなく、精神的にも成長している姿を見せています。1500メートル戦なら早めに先頭へ立って後続を引き離す思い切ったレースも可能で、サブノタマヒメを従えて4コーナーを先頭で回ることができれば、際どい勝負に持ち込めるかもしれません。

▲7 キラメキビジョン(牡、加藤和宏厩舎)は前走ハナ差届かずの2着でしたが、ゲート入りに戸惑ってしまい末脚が発揮できなかった金沢ヤングチャンピオンから巻き返してきました。馬場状態が悪い状況が続く今の時期では末脚勝負のレースは楽ではありませんが、サブノタマヒメがフューリアスを交わすのに手こずるなら、後方から一気に追い上げてゴール前でサブノタマヒメに並びかけた兼六園ジュニアカップの再現があるかもしれません。

前走直線外から伸びて2勝目を飾った△2 ラッシュフェイス(牝、金田一昌厩舎)も力をつけています。サブノタマヒメをはじめとする重賞常連組との対戦は初めてとなりますが、好勝負できれば来季が楽しみになります。

△1 トウカタウルス(牡、佐藤茂厩舎)も前走で待望の初勝利を飾りました。北海道へ短期放牧に出されたことで立ち直ってきた今の状態なら、重賞常連組が相手でも見せ場は作れそうです。

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馬単(マルチ) 3⇔6・7(4点)
3連単(フォーメーション) 3→6・7→6・7・2・1 6・7→3→6・7・2・1(12点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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