レース展望・予想
■2021年06月13日
サクラエンパイア勝って本番へ「金沢鼓門賞」(金沢競馬)

今週の金沢競馬も日、火曜日の通常開催となります。6月13日(日)のメインは最終第11レースの「金沢鼓門賞」(A1級以下準重賞、金沢競馬場1400メートル)になります。7月13日に行われる東海・北陸交流の金沢スプリントカップへのトライアル戦で勝ち馬には優先出走権が与えられます。

前開催に1400メートル戦で争われたA1級二組を勝ったのは◎2 サクラエンパイア(牡8、中川雅之厩舎)でした。ゲート内で立ち上がりそうになりながらも出遅れずに1コーナーから先手を主張すると、2番手を追走するフォリオールに並ばれそうになりながらも、3コーナー手前から先に仕掛けて後続を引き離し、2馬身のリードを保ったまま直線押し切ってしまいました。今年は1400メートル戦ばかり走っていて重賞のJBCイヤー記念以外は連対を外しておらず、今回もこの距離で戦える有利さがあります。ここを勝てば金沢スプリントカップで再び1400メートルの重賞へ挑めるだけに、今回もスピードの違いを見せて3連勝を飾りたいところです。

○4 ジョイフル(牡7、金田一昌厩舎)はサクラエンパイアが逃げ切った前走の1400メートル戦で、3番手追走から4コーナーで2番手を走るフォリオールに外から並びかけましたが交わすことができず3着でした。転入初戦を勝って1カ月ほどレース間隔が空いたのが影響したのか追ってからの反応がいまいちで、直線の伸びを欠きました。その後は休むことなく乗り込まれていて、追い切りでも前走以上の鋭い動きを披露しています。前走時よりも馬体重が絞れてくるなら、再度の1400メートル戦でも巻き返しが図れそうです。

▲3 フォリオール(セン5、加藤和義厩舎)は、前戦地・高知での戦績がジョイフルよりも見劣っていたことから、転入初戦の前走は単勝8番人気とそれほど注目されませんでしたが、終始2番手をキープして2着に粘り込むしぶとい先行力を披露しました。引き続き追い切りでは素軽いフットワークを見せていて、コース2走目ならさらなる上積みが見込めます。サクラエンパイアを抑え込んで先手を奪うなら、そのまま押し切ってしまうシーンも考えられます。

△6 デビルスダンサー(牝4、金田一昌厩舎)は前走4着と人気を下回る結果でしたが、前が止まらない流れでは持ち前の勝負強さは発揮できませんでした。サクラエンパイアとフォリオールがスタートから激しく先手を争う展開になるなら、後半浮上してくるチャンスはあります。

△5 マイネルクライマー(牡4、加藤和宏厩舎)は1700メートル戦で行われた前走のA2級一組を4コーナー先頭で押し切り、金沢に戻ってきてから初白星を飾りました。2走前にデビルスダンサーとクビ差の接戦を演じたことから今回の顔ぶれでもそれほど差はなく、逃げた馬を好位から追走することができれば、直線際どい勝負に持ち込めるかもしれません。

<おすすめの買い目>  この買い目で投票

馬単(マルチ) 2⇔4・3・6・5(8点)
3連単(フォーメーション) 2→4・3・6・5→4・3・6・5 4・3・6・5→2→4・3・6・5(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

 初心者にオススメ!AI予想
[9]ページ先頭へ
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。