名古屋
2022年05月17日
相手に恵まれたセイオーキッド「あすなろ杯」(名古屋競馬)
5月17日(火)の名古屋競馬メイン第11レースは「あすなろ杯」(B級・C級、名古屋競馬場1700メートル)。
B級以下による企画レースの準重賞で当然メンバーはハイレベルで勝ち負けできる馬ばかり。
紙一重のV争いだが、昇級戦の前走が“負けて強し”だった◎3 セイオーキッド(牡5、安部幸夫厩舎)を中心視したい。B級昇級初戦でいきなり強敵ぞろいの1組特別に編成されたが、なんのその。デビュー以来の未知なる2000メートルの距離でもあったが、ロスを承知で外々を回って早めに先頭を捕らえにいく積極的なレースで臨んだ。勝ち馬の直線の出し抜けに半馬身屈して2着に留まったが、いきなりクラスにメドを立てる中身十分の走りでアピールした。振り返れば中央時にダート1勝クラスで3着入着実績を持つ実力派。いきなりの1組特別での勝ち負けも必然だったと言える。好位から安定したソツのないレース運びができるのも大きな魅力。軸馬にぴったりだ。
決め脚勝負に持ち込めば○8 キョウワスピネル(牡7、宇都英樹厩舎)、▲7 ザビーチ(牝5、竹下太厩舎)のアタマ狙いも可能。ともに破壊力十分の末脚自慢。キョウワスピネルは、A級3組勝ちに準重賞2着の戦歴を持つ実績派でB級馬との戦いになればやはりキレに底力はワンクラス上の存在。ザビーチは後方からのまくりに頼る追い込み一手だが、3走連続連対中と絶好調モード。うまく馬群をさばき切れるかがともにポイントになりそうだ。
一方、先行勢では絶好の内枠スタートで先行力、粘りアップ必至の△2ヴァーツラフ(牡5、原口次夫厩舎)の巻き返しに注意したい。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 3⇔2・4・7・8(8点)
3連単(フォーメーション) 3→2・4・7・8→2・4・7・8 2・4・7・8→3→2・4・7・8(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)